コミュ力低い医療人 | 薬剤師リノより、光り輝くときを求めて

薬剤師リノより、光り輝くときを求めて

薬剤師として、長年働いてきた経験を生かして、日々の健康維持や、心の平和を保つために知恵や方法をお伝えしていきます。
医療従事者に方々には、私の経験を生かして、楽しく仕事ができる、ふさわしい仕事につける、ための小さなコツをお話していきます。

素敵なみなさま、こんにちわ!

一週間はバタバタと過ぎて、、、

今日の日曜日、横浜は暖かい日です。近隣の公園のも満開!

 

鳥さんも、甘いお花の香りに魅せられています。

 

さて、私は、65歳目前に、現勤務先の病院に転職して、10か月がたちました。

週2日だけのお仕事です。で、その二日とも、少なくとも午前中は病棟のスタッフステーションで仕事をしています。

 

そして、その空間の中で、私が、最も嫌なこと。ネガティブ

それは、新人ナースとリーダーナース(その日の業務の取りまとめ役)。あるいはプリセプターと呼ばれる教育係のナースとの会話!です。

 

何が嫌なの?かですって!

それは、とても厳しい言葉が新人に浴びせられるのを聞いていると胸が苦しくなるのです。

昨今は、パワハラをはじめ、多くのハラスメントが問題になるため、私が若かったころのような乱暴な言葉は飛び交いません。

私など、何度も言わせない!くらいならともかく、医師からは薬剤師免許返してこい!とかいわれたり、カルテも投げつけられたりしました。( ;∀;)

 

でも、今はそのような言葉がなくても、逆に言葉はていねいでも、冷たい。

『話している意味がわかりません。わかるように話して』

『え?何を観察していたの?体温測ればよいわけではないですよね』

『そのていどのこと、看護学校の教科書にも書いてあったはず』

などなど、先輩ナースの厳しい言葉。

 

悲しい顔で、スタッフステーションを後にする新人ちゃん。

 

そしてそのあと、必ず、リーダーやその他のナースたちが、新人ちゃんの悪口。

ありえない!

なぜ、その程度のことがわからないのかしら?

まあ、色々、、、

そして、薬の準備をしている私に話がふられる。

『ねえ!福永先生!最近の若い子ってコミュ力ないよね!』と。

 

患者さんが、

『のどが渇くの』と言ったらしいが、

それを電子カルテに口喝(+)と書いただけ。水をさし上げなかったらしいの、新人ちゃん!

手術の予定時間が遅れていて、患者さんからまだ?と聞かれて。

『○○さん、どうしたらよいですか?』とリーダーに聞いたらしいの。新人ちゃん。

聞かれても、リーダーもどうすることもできないというか、前のオペの都合で、時間が遅くなっていると、説明するしかないわね!

 

で、新人ちゃんは、コミュ力がなくて、言葉の裏がわからない、自閉的!ということになった。ガーン

 

あらあ!本当にそうなの?と思う私。

確かに、世の中にはASDと呼ばれる障害のある人もいます。そしてそういう方でも、医療人になっていることもあるのです。

 

でも、この新人ちゃんは、そうかな?

患者さんが『のどが渇いた』と話した。何か水分をあげないといけないけれど、自分の判断であげて良いのか?悩んだのではないかしら?自分で判断するの怖かったのよね!

そして、手術の時間が遅れているのは、前の手術が遅れているか、ドクターの都合かは別にしても、きっと、手術室の都合とわかったはず。でも、それを自分から話してよいのか?わからなかったんじゃないかな?

全てのことが自分で行うのが怖かったのでは!

 

自分の仕事の責任は自分で負わないといけません。だから、その責任をとれるように、勉強と情報の収集は必要。

あとは、度胸かしら?

 

人を指導するときは、その人が何に困っているのか?をわかって教えてあげないといけないのだと思います。

もちろん、ナースの仕事は患者様の命に係わることですから、慎重でないといけないですが。

 

コミュ力は、指導する側にも必要なのです。

 

先日、私の友人との間で、ランチをするレストランを決めるのに、今回は彼女にまかす!と話したのに、ここはどうかしら?ここはどかしら?といちいち、ラインしてくる!ということがありました。

今迄は、私がすべて決めていました。

かなり面倒でした。そんな、いちいち聞いてくるなら、私が決めたほうが楽。

でも、、それでよいのかな?と思ったのです。彼女って、66歳よ。これから、どんどん、周りに人がいなくなるのに、自分で決断できないのは問題!と。

おそらく、私から、ここはちょっととか、あまり、ここは好きでないわ!とか言われるのが嫌だったのだと思うのです。

(ワタクシ、そんな、怖くないですわよ)

でも、あえて、『大切なことは決めて、どんどん行動!』と話しました。それで、嫌われても、そこで、そのように言ってあげないと、彼女はいつも亡くなったご主人にたより、お姉さまに頼り、、、それではね!と思ったからです。

 

医療人はコミュ力も決断力も高いほうが良いです。いや、むしろ、そうでなくてはいけません。

でも、そういう医療人に育てていく、コミュニケーション能力は、先輩医療人に求められていることなのです。

 

皆さまは、もし、入院したり、検査を受けたりするときは、どうか、はっきり、遠慮せずに、してほしいこと、不安なことを医療人にお伝えください。

それが、ご自身を守ることですから。

4月になれば、新人医療人がたくさん、病院にも調剤薬局にも、やってきます。なので、なので、のお願いです。お願い

 

自分に自信をもって、明るく生きて生きていきたいものです。

そして、周りの人の努力にも、しっかり賞賛して、寄り添ってあげたいですね!

では、また。