素敵なみなさま、こんにちわ!
あっという間に一週間です。
と、いつも、書いていますが。(笑)
週末、私は、友人とともに ペン習字のお教室にいってまいりました。
行きたいときだけ、行く!特に宿題もなし!そんな、ゆっくりした教室が好きで、通っています。
そして、最近では、友人も一緒に通うことになったので、レッスン後のランチやお茶も楽しみの一つ。
ご一緒した友人は、大学時代の友人です。一緒に薬学実習で試験管を振り、マウスを触り、国家試験に臨み。。。
でも、あれから、42年!
本当に、お互い、歳をとりました。
色々と、苦労の多かった彼女ですが、いつも、頑張り屋さんで、
ご主人に尽くし、そして、かっては、薬局の経営もされてきました。
ご主人をなくされてからも、しっかり、頑張ってきた彼女です。
そうそう、ペン習字習う必要ある?というくらい達筆で、もともと、書道もされていた方です。
その彼女から、
『仕事を辞めることにした。』とランチタイムに聞かされました。
この辞める!は今の職場を辞める!ではなくて、ひとまず、薬剤師を辞める!という意味です。
私の第一声は
『そんなあ!もったいない』でした。
そのあと、色々な話をするうちに、
そう、やめてよいかも。そして、しばらくして、また、仕事してみよう!と思ったら、その時にできる仕事があればやればよい!と思ったのです。
かなり、疲れているように思えました。精神的に!
さて、彼女は
『老害になってっもいけないし。。。』と、話していましたが、彼女が老害になどなるはずがないのです。まじめで着実な性格ですから。勉強家でもあります。
でも、そう思わせてしまう出来事が、色々あったのでしょう。
確かに、医療人は基本、かなり歳をとっても働けることが多いです。
医師は特にそうで、私も、とある老健アルバイトしてときに、そこの医師は、もう、どちらが医師でどちらが患者かわからないほどでしたし、お漏らしをするほど、ボケていられました。(こわいですよね)
また、ブラッシュアップされていない、高齢の医師からは、時折、とんでもない処方が出てくることもあります。
医師不足で仕方ないのでしょうが。
薬剤師も、かなり、高齢でも頑張っていられる方もいますが、
だんだん、目は悪くなるし、記憶力もおちてきます。
ナースもしかりです。
人様のいのちを預かる仕事ですから、引き時は大切です。
彼女も寡婦となられたわけで、特にお金に不自由はされてなくても、少しはお小遣いがあったほうが良いに決まっています。
ほら、こうして、私とランチするとかね。
でも、ご自分の体調やら、色々と考えて、無理はしない!と決断されて、潔く退く決意をされたのは、凄いことです。
私たちの両親の時代は、定年後は、ほとんどの方が家でゆっくりされていて、というか、再雇用制度もなかったですし、再就職先もそれほどなかったはずです。
ですが、だんだん、労働力も高齢化し、定年後も働く人が多くなってきました。
私もそうですけれど。
ただ、私たち医療人は、どこかで、自分に区切りをつける勇気もも持たなくてはいけないのだと思います。
新しい治療、薬、検査等が、日々出てくる中、それについていけなくなったとき、やはり、自分で自覚するべきでしょう。
そして、相反するようですが、一方では、そういう高齢の医療者を、若い人と同じ業務に使うのではなくて、適材適所に配置することで、労働力の確保もできるとは思います。。
きっぱり、やめる!と話した彼女の面差しには、静かな、そして、ある種さっぱりした決意が感じられました。
これからの時間を、楽しく、気持ちよく暮らしてほしい。
光り輝く人生を送ってほしい。
そして、いつの日か、私も薬剤師を引退するとき、その時を見守っていてほしい!
彼女が別れ際に、ビーズのアクセサリーをくださいました。
ビーズデザイナーの金谷美穂さんの作品でした。
こんな、かわいい柄を選ぶ彼女!優しい薬剤師だったって皆さんにもお判りいただけると思います。
光り輝く友よ!
一緒に楽しい、前期高齢者を過ごしまししょう。
そして、ここまで、ブログをお読みくださった皆さんも、
光り輝く時間が必ず約束されていると信じています。
では、また。