前世のイギリス貴族、クリスマスマーケットに行き損ねる

美しかぁ。チェコのクリスマスマーケット……、らしいですわ。

画像はお借りしています。

本当はね、この秋、イギリスに帰国する予定だったの。でもそれが叶わなくなって……。
どうせなら、行ったことのない国に行ってみようじゃないの、と計画を立て始めたの。

それが中欧よ。ハンガリー、チェコ、オーストリア。
ツアーによっては、スロバキアも入っていて、それもいいなぁ、と思い始めたティー。

だって大阪に帰ってから、
「私、今度、ちょっとスロバキアに行ってくるわ。あのとき、行けへんかったから」
なんてことはありえない。

これが、イタリアとかスペインだったらわかります。
その国を目がけて遊びに行くのもね。

でも、スロバキアには行かんで。
友達に喋っても、
「スロバキア？　何しに!」
と驚かれるだけでしょう。

だったらバスでちょっと街を走るだけでも、スロバキアに入ったほうがいいと思いません？
「私、スロバキアに行ってきたで」
と言えるし。たぶん、面白いだろうし、美しいだろうし。
 

もちろん、羽田出発から羽田帰国まで、添乗員さんのあとをついて歩くツアーです。
ヘルシンキでの乗り換えは、お客さまご自身で……、なんて説明に書いてあったら、そのツアーは、すぐさま却下です。

で、結局、それも行けなくなった、というか、自らの意志で諦めたの。

問題はヘルシンキでも、減る資金でもなく……。
この時期の中欧、メッチャ寒いやん。
そこに気がついてしまったからなのです。

それに、すぐそこにイギリスがあるのに、帰れないというのも泣けてきます。
途中からツアーを離れ、
「私、ロンドンに行ってきます。羽田には、ヒースローから直帰します」
なんて勇気があればいいのですが、ありません。

プラハとロンドンの距離は、たった３ｃｍです(ティーの世界地図)。
たった３ｃｍの距離が、なぜひとりで移動できないのでしょうか。

また、ブタペストの高級ホテルで、ロンドンの方に向かって、
「帰りたいよぉ」
と泣いている自分を想像したら、行かないほうがいいような気もしてきました。

それに何より方向音痴。
ロンドンの方を向いているつもりが、もし大阪の方を向いていたらと思うと、笑えてきます。

そんなこんなで、中欧に行き損ねたぁ!

やはり、一旦は、ここに帰ってからでなきゃね。

サンキュー