「切雪」海沿いの鉛色の空あの夏、救われたい気持ちで何度も彷徨った場所人は本当に悲しい記憶は消してしまうというそして私も思い出せない事ばかりただ苦しさと傷とがこの想いにいつも寄り添っている半身が千切れたらこの先どうやって生きてゆけばいい?穴が開いた場所から冷たい風が凍りついて動けない 何処にも行けない雲の行方を追い見上げる空 閉じた睫毛の先に初雪たった一人で見届けてきたいつでもそうだった。