「切雪」 | タカムラミカのブログ

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千葉県市川市の詩人 タカムラミカの
日常ブログです。


海沿いの鉛色の空

あの夏、救われたい気持ちで何度も彷徨った場所


人は本当に悲しい記憶は消してしまうという

そして私も思い出せない事ばかり


ただ苦しさと傷とがこの想いにいつも寄り添っている


半身が千切れたら

この先どうやって生きてゆけばいい?


穴が開いた場所から冷たい風が

凍りついて動けない 何処にも行けない


雲の行方を追い見上げる空 

閉じた睫毛の先に初雪

たった一人で見届けてきた

いつでもそうだった。