あれは私が小学6年生のこと
バレンタイン前日の放課後、友達にこう言われた
「ねぇ、美香ちゃん。もちろん明日は渡したい人いるんだよね?」
えっ!?
どうしよう…誰にもあげない気だった(笑)
さすがに女子としては淋しい気持ちになり
家に帰ってから材料を買いに行き
とりあえずムードに流されて
手作りチョコを作ることにした。
「えーと… 作り方がよく分からない」→強行突破だ!
(良い子の皆さんは真似をしないように)
やかんでお湯を沸かし、熱々のお湯をボールに入れ
さらにその上にボールを乗せ
板チョコを手で割りカレーのルーのような大きさで溶かした。
(正解は包丁で細かく刻んで溶かす。しかも適正温度は60度)
そこまできて私は重大な事に気がつきました。
型がない!
丸めたチョコにココアを塗す作戦に変更。
さて、ここで難問 「このとろとろに溶けたチョコをどうやって丸める?」
家の中を探すと父のおつまみ用のピーナッツを発見
それを細かく砕いて投入することに。
まだ丸められる固さには不安なので
冷凍庫に入れ(本当は冷蔵庫なのに…)
30分後に取り出し
意外と固くなってしまっていたチョコを
使い捨てピニール手袋をはめて
無理やり丸めましたとも!
これが…ココアを塗すと見た目は
ばっちり
なのです。
かわいいラッピング袋に入れて
リボンを結んで…
味見をしてみると奇跡的においしい!!
ただ残念な点が一つ。
固いのです…ピーナッツが固いのです。
歯茎を襲う固さなのです(><;)
それでもせっかく初めて作ったバレンタインチョコ
冷蔵庫に保管し次の日学校に持って行きましたとも!
でも・・ですね。やっぱり誰にも渡せなくて(気になる子はいたのですが)
その日の放課後バス停にいる
校長先生をここぞとばかりに捉まえて
無理やり押しつけて帰って来ました![]()
――後日。
学校の廊下で校長先生に会った際には
「ありがとう。生徒にもらえるなんて、びっくりしたけどうれしかったよ」
と言ってもらえたのですが…
個人的にはあのチョコレートでお腹が痛くならなかったのかと
えらく心配をしたバレンタインの思い出なのでした。
