え?一松兄さんの彼女?
うーん、そうだなぁ、あ、僕、彼女と知り合ったの一松兄さんの次なんだけどね、
そうそう、週末ラテアートの教室やってて、女の子と一緒に行った時にね、彼女凄い僕の事ガン見しててさ、
あ、僕に気があるのかな?なんて思ったわけ。
それで次の週、お店に遊びに行ったらさ、
「え、一松兄さん?」
「…、」
「あー!わかったよー!」
お店に入ると一松兄さんがカウンター席に座っててその隣にいた彼女が僕を指差して叫んだ。
「ん?ニイサン?一松くんは名字なの?一松ニイサン?」
「…違う、弟」
彼女はオトウト一松ニイサン?とわけのわからない事を言っていて、なんか、あれ?教室の時と雰囲気違くない?
「…そうなんだー!僕、一松兄さんの弟のトド松、この前、ラテアート教室来たのわすれちゃったの?せ、ん、せっ」
「んー?兄弟?兄弟か!どーりで似てると思ったよ!」
「いや、同じ顔だから!せんせってば天然ー!」
なんかトンチンカンだけど、まぁ、顔が可愛いいっか!なんて思ってたら彼女はにんまり笑って、
「あは!あざとウザイね!」
なんて言うから、なんか泣きたくなった。
あ、思い出したら涙出てきた。
一松くんの彼女と末っ子。