筋トレの後は風邪をひきやすくなる?
久しぶり日常生活でも役に立つエビデンスの解説をしようと思います。最近メンタルな話しばかりだったので笑今からの季節で気を付けないといけないことは風邪やインフルエンザですよね。フィットネスクラブに長く通っている方は聞いたことがあるかもしれませんが、「激しい筋トレをした後は免疫力が低下する」このようなことを聞いたことはありませんか?運動による免疫機能への影響については40年以上検証されています。そこで示されているのが「オープン・ウィンドウ」という現象です。 オープン・ウインドウとは、激しい運動のあとに一時的に免疫機能が運動前のレベルよりも低下する現象のことをいいます。そのため、高強度や高負荷トレーニングのような激しい運動のあとは病気になりやすいと言われているのです。2016年、高強度トレーニングによる免疫機能への影響を検証したメタアナリシスがカンザス大学で報告されました。 カンザス大学は、これまでに報告された筋トレとサイクリングなどの有酸素運動による免疫機能への影響を検証した24の研究結果(トレーニング経験者345名)をもとに解析を行いました。その結果、疲労困憊まで追い込むような高強度トレーニングを1時間以上、行うとキラーT細胞を含むリンパ球のはたらきが抑制される中等度の効果が認められました。さらに、トレーニング強度や継続時間などのサブグループ解析を行った結果、中等度よりも高強度において免疫機能の抑制効果が高まる傾向にあり、1時間以内のトレーニングに比べて、1時間以上の長時間のトレーニングにおいても免疫機能の抑制効果が高まる傾向が示されました。これらの結果から、強度だけでなく長時間にわたるトレーニングの総負荷量が大きい場合に、その後のリンパ球による免疫機能が抑制される可能性が示唆されています。これが高強度トレーニングによって免疫機能が低下する現在のところのエビデンスになります。このようなトレーニングによる免疫機能の低下は、トレーニング後30分ほどから始まり、4~6時間以内にもとの免疫レベルに戻るとされています。それでは高強度トレーニングでの免疫力低下を防ぐ方法はあるのでしょうか?次回のブログで解説します。詳しくは http://at-ml.jp/74059/?p=5&fwType=amb&blog=6490