何かパッとしないお天気ですね。

まあ歩くことを考えると日が照って暑すぎるよりはよいのかもしれませんけど。

そんなウォーキングのお供はいつものオーディブル。

今回は地球のことを考えた二作です。

完全に後付けですが、SDGsということで。

 

一作目はこちら。

 

非常に面白かったです。

たまに耳にしますが現在の地球温暖化なんていうのは地球の長い歴史からみると問題ないという説があります。

今後地球は寒気を迎えるわけだからこの程度の温度上昇は問題ない、もっと乱暴に言えばむしろ好ましいことだなんて説です。

でも産業革命後の数百年でこの変化はやはり異常と捉えるべきで。

 

短いスパンではある程度予測可能なものの、何かの弾みで相転移とも呼べる劇的な気候変化を地球は過去に経験してきているようです。

それに関連ありそうな物理法則としてミランコビッチサイクルがあります。

興味ある人はぜひ調べてみてください。

最大でも100年程度しか生きない一人の人生にはほとんど関係ないですけど、長い地球の歴史においては非常に重大な要素のようです。

 

まあどんなに対策を講じようとも自然の力には敵いませんからこのままだといずれ人類は滅亡するでしょう。

二酸化炭素の増加による温度上昇は関係なくというか、寧ろ氷河期に向けて少しの悪あがきの末にね。

既に人生の折り返し地点をだいぶ過ぎてしまった自分には関係ないですが、この先人類がどうなるか考えてみました。

 

一つ考えられるのはどうあがいても対抗できない自然環境の変化を受け入れるということ。

これは滅亡を是とするということではなく、冷凍技術を発達させて次の温暖期が訪れる数万年後(?)まで人類を冷凍保存するということ。

現時点で70億人いる人口は優に100億人を超えることが予想されています。

この方法を人類全員に使うことはできませんからある一部の人たちに限られますね。

これが安易にその権利を買えることができる富裕層に限られるというのは賛成できませんが、人類復活後の世界を指導できるリーダー的気質に優れた人物は相当数必要と思います。

そんなこんなで選民思想が進むとしたらそれは怖いですけどね。

 

あと少し想像して怖くなったのはAIとかロボットに支配されるということ。

再び人類が復活しても大丈夫な環境なのかの判断を委ねるのかはAIになるかと思います。

例えばただの1回だけでも20℃を超えることがあったら冷凍を解いて良いということなら単純な温度センサーでもよいですけど、過去のデータと照らし合わせて人類が適応できる温暖な環境か否か判断させるAIにそれを委ねたら、人間が眠っている数万年間に自我(?)が芽生えて彼ら自身の社会を構築してしまうんじゃないかと思ったり。

彼らに完全放置され自然解凍された人間が目覚めてみたら・・・、なんて想像は、今の時代だとSFだと笑ってすまされない話のような気がします。

例えば一年ずつ宿直(?)当番を決めて解凍してデータを蓄積して判断するなんてことも考えれるかもしれませんが、その人に魔が差すとか、狂気が生まれるとかする可能性を考えたらAIに委ねるよりそれはそれで怖いですね。

 

二作目はこちら。

 

序盤は鉱物の話であまり面白くなく。

途中から地球内部の構造を知ることで、生命誕生の謎に迫ることができるという話になってから面白くなってきた感じでしょうか。

 

太陽からの距離など、地球が宇宙において絶妙の位置に存在するのはよく知られているわけですが、地球の内部構造やその成り立ちも生命誕生にとって奇跡のようなものかもしれず。

母なる海と言いますか、水が生命に必要不可欠なことは言うまでも無いですが、KREEPと呼ばれるカリウム、レアアース、リンという生命にとって不可欠な元素を含む岩石が地表に曝されて風化される必要があったということ。

つまり、海水が多すぎて陸地が全く無い星であったら生命は誕生していなかったということです。

尤もそんな世界は人類が生きるのには適していないわけですが、海水生物自体生まれていなかったということになるのです。

一生海の中で暮らす魚が陸地が無いと生まれてこなかったというのは面白いなと思いまして。

 

本書では火星人存在の可能性を否定していません。

地中に水が存在していれば、その地中で生活をしているかもしれません。

尤も地球における生命システムとは全く別物かも知れませんので、よく火星人のイラストとして出てくるタコさんみたいな風貌かも知れませんね。

あれはあれでそれなりの根拠があって考えられた姿のようですし。

 

地球から一番近い天体である月ですら、つい最近になってやっと裏側に到達したわけです。

サンプルを持っているのは中国なわけですが、国に関係なく世界中の叡智を集めて有効活用してほしいと思うんですけど難しいんでしょうね・・・。

そして月に比べればはるかに遠い火星の研究が進むのはいつになることやら。

 

まあそれはともかく、月に移住する計画は本格的に進むかもしれませんね。

ここで取り上げた冷凍保存で次の温暖期を待つという方策より現実的かもしれませんし、人口増による危機の方がだいぶ早くやってきそうです。

でもこれも地球の全人口を月で賄えるはずもありませんから、やはり選民思想が進んでしまうことでしょう。

スペースコロニーを複数打ち上げて分散移住するガンダムの世界が実現化するのかもしれませんね。

 

写真が無いのも寂しいので。

 

こちらは西調布のお店で食べた激辛つけ汁うどん。

 

激辛と言いながら物足りないというケースが多いのですが、こちらは十分に辛かったと思います。

苦手な人は辞めた方が良いレベルだと思いますが、僕は美味しくいただきました。

大盛り(無料サービス)の割には大したことないなと思ったのですが、いざ食べ終わって少し経ってみるとそれなりの腹持ち。

早食いなだけですねw。

 

休みのノルマである12㎞を歩き終えた後は大甥のお相手。

川遊びです。

 
ウシガエルだと思いますが結構大きな鳴き声が聞こえ。
その音量からそこそこのサイズだろうなと思い、そこでさらにからかい半分で大きさを盛ってみたら怖いからもう上がると言い出して。
こりゃ選民思想からは漏れる対象だなと思ってみたり。
そんな時代にならないことを切に願った瞬間でした。