7‐9月期のドラマが終わった端境期(?)。
僕が観ているものでは一昨日の『競争の番人』が最後だったと思います。
こちらは別途まとめることにします。
ってなわけで観るドラマが無くなったので、最近はAmazonプライムビデオからいくつか。
まず最初に見たのは理由も特にないですが、『しんがり』。
副題にもありますが山一證券の自主廃業に伴う物語です。
主演は江口洋介さん。
見始めてから調べたんですが、原作の著者は清武英利さん。
それほどありふれた苗字ではないですし、何か聞き覚えがあるぞと思って調べてみると記憶が正しいことがわかりました。
ナベツネに反旗を翻して解任された巨人の元球団代表でしたね。
元新聞記者なわけですから筆が立つのは当然なのかもしれませんが、少し驚きました。
物語は面白かったんですが、印象に残ったのはキャスティング。
奥さんが殺されるというショッキングな弁護士役を品川徹さんが演じられておりましたが、江口さんとのコンビって『白い巨塔』の大河内教授と里見先生の間柄。
何か懐かしく見てしまいました。
最終回のエンドロール中にAmzonからおすすめされたのは『株価暴落』。
売れっ子作家・池井戸潤さん原作ですね。
そのまま観始めたんですが、これもキャスティングがまずは気になり。
こちらの主演は織田裕二さん。
言わずもがなですが、江口さんとは同じ『湘南爆走族』でデビューした中。
偶然役名と同名(漢字が違いますが)であった江口さんの方が主演でしたが、今はどうかというと。
織田さんの方は主役しか演じない俳優であることが有名な一方で、江口さんは脇役もこなすというか。
と言うか、僕の感覚だとそれこそ『白い巨塔』のように二番手くらいの存在を演じさせた方が味がある俳優さんと言うか。
どちらが良いということは今のところないですけど、年を重ねていけば脇役を演じられることの方に優位性が生まれてくるような気がします。
他に主役しか演じないことで有名なのは、木村拓哉さんですかね。
ジャニーズだと二宮和也とか岡田准一あたりもそうなんでしょうか。
ああ、役所広司さんなんかもそうなのかな。
で、さらにキャスティングですが、こちらは石黒賢さんが重要な役として登場して。
織田さんとの2ショットのシーンも多かったと思いますが、これって名作『振り返れば奴がいる』の司馬先生と石川先生じゃないですか!
たまたま連続で観た二作が、ともに名作医療ドラマとして評価されている二作を思い起こさせるとは・・・。
物語自体はこれも面白く見させていただきました。
で、昨日からはこれもAmazonのおすすめに従って『監査役 野崎修平』。
これも織田裕二さんが銀行員を演じてますが、もう少し人間味のあるというか劇中笑顔も見られるような人間を演じていますね。
『株価暴落』では奥さんを亡くした役柄だった一方で、『野崎修平』では家庭でのやり取りも描かれているからでしょうかね。
どういうわけかと言うか、視聴履歴からなのか当然なのかはは分かりませんが、ここに挙げた3作はどれもWOWOW制作。
スポンサーの顔色を気にしながら作らないといけない民法よりも良作を得易い環境なのかもと思ったり。