東京五輪の野球日本代表24選手が発表されました。

 

賛否両論と言うか、実績を重視しすぎて調子の悪い選手を選考したとの否定的な意見の方が圧倒的に多いでしょうか。

まあ監督である稲葉さんご自身の選考自体よく理由が分からないのでまあいいんじゃないでしょうかね。

その稲葉さんが本当にこの24人で戦えると納得しているのであればね。

 

僕個人としては、忖度とか一切抜きにして、監督が本当に選出したい24名をまずは発表すればいいと思うんですよ。

その上で、選ばれた個人の意見だったりあるいは所属チームの意向だったりで辞退することは自由として。

辞退すればもちろん残念がるファンの方が多いとは思いますが、その決断を尊重するファンも一定数居るはずですし、特に今年はオリンピック自体否定的な意見が多いですから、そんなに責められるようなことでもないかと。

 

まあ大体想定内というところですが、野手から。

 

サッカーでも話題になるGK2人制ですが、野球では捕手ですね。

今回は捕手経験のある選手が2名、外野手枠で選ばれているので捕手専任は2人という事に。

會澤が直近で怪我しているそうですが、それに関係なく捕手は西武の森を選ぶべきだったんじゃないかと。

今回選出のメンバーでは正捕手は甲斐のようですが、後で触れますがこの投手陣を見る限り一点を守り抜いてという展開にはならないような。

だとしたら打力で数段勝る森の方を正捕手にすべきかと。

リーグの違いがあるとは言え、4番当確と言われている鈴木誠也より打撃成績がそもそも優れているわけで。

DHとしたって期待できたのに残念ですね。

 

内外野手はこれこそまあ想定内なんでしょうかね。

巨人の岡本は選ばれませんでしたが、三塁手は打率でも出塁率でも上回る村上の方でいいと思います。

 

一方の投手陣が何とも頼りない。

両輪となるはずの田中と菅野は今シーズン活躍しているとは言い難く。

特に前者は24勝無敗のときの無双状態を知っているので、正直見ていて寂しいと言うか。

まあ思ったほど防御率は悪くないんですが、チームは首位にいるのに彼自身は借金状態で。

悪い意味で憑き物が落ちたような状態かなあ。

 

後は投手陣に知らない名前が多いという事。

最近中継を観ていないせいもありますけど、何か名前を見てもワクワクしないと言うか。

 

あとね。

根本的な事なんですが、投手って11人選出なんですがこんなに数要ります??

決勝まで行くことを大前提として、すんなり行くと5試合、最悪のケースで8試合です。

まあ7試合も8試合もやっていたらそもそも金メダルなんて取れないと思いますので、多くても6試合とします。

11日で6試合ですからなかなか過密日程ではありますけど、延長戦を無視すれば54イニング。

9人いれば6イニングずつで回せることになります。

 

3人の先発の柱を作り、彼らに二試合ずつ最低5イニング投げてもらえばこれだけで30イニング稼げて残りは24イニングです。

使い方はともかく、ひとり4イニングずつ分担してもらえれば6人になって、ここからも9人で足りるという計算になります。

好不調の波もあるでしょうからロングリリーフやワンポイントなんかも当然考えるべきですが、それでも回せると思います。

 

そうすると浮いた枠で走りのスペシャリストとか守備のスペシャリスト、もっと言うと守備を度外視したDH専任の人選というのもできると思うのですが。

こういう時は何をやらせても超一流の大谷が居ればなあと切に思いますね。

代走専門でも魅せてくれそうでw。