はなわのSAGAでいじられた佐賀県。

まあ僕自身の認識としても、大好きな九州においても一番印象の薄い県と言えると思います。

 

仲の良かった佐賀生まれの後輩が一人いるんですが、披露宴のスピーチまでしたのにその後の離婚に際して何の報告もなく。

事前に相談しろとは言わないものの、決まってからは速やかに報告があってもいいんじゃないかと。

意外に不義理な男だなと思ったもので。

で、その別れた相手の女性の方は、結婚直後から義両親(特に義父)の古い考えについていけないみたいなことを言っていたのを思い出します。

全国的に印象が薄いってのは良くも悪くも古い風習を残しているのかもしれませんね。

まあそんな話は置いておいて。

 

いま、おしんの最大の暗黒時代(?)である佐賀編を視聴しています。

ついさっき観た回でおしんの次子が死産となってしまいました。

 

ひょっとしたら物語最高の悪人である義母・清は、まあおしんというのは望んでない嫁であった上に、当時は理解できないであろう神経損傷による右手の麻痺が怠けと映ったわけですからいじめは仕方ないのかもしれません。

それに、実娘との方が数段かわいいというのは、まあ少なからずある感情かと思います。

たかが作り物のドラマとは言えその差別度合いは酷いですけどね。

内孫の方を大事にするというのが昔の考えのような気もするのですが、三男の子じゃ関係ないのかな?

 

人間としてもっと酷いと感じるのは、常に厚遇される竜三の妹にあたる篤子。

同じ妊婦という立場ですし、彼女からしたらおしんは腐っても(?)義姉。

普通の感覚なら、同じように扱ってくれと母親に言うのが筋かと思いますけどね。

 

あと解せないのは、町まで医者を呼びに行った夫・竜三はともかく。

おしんに対して終始好意的な義父・大五郎とか、徐々に献身を認め始めている義兄夫婦とかが、同じ臨月のおしんを離れ(?)まで一目見に行く余裕が無かったんでしょうかね??

篤子は医者が診るしかほかに手段の無い状況だったのに。

 

まあ橋田脚本ってのは人物間の振れ幅(善人と悪人とかの)もそうですが、むしろ同一人物における考えとか感情のブレ幅が大きいのが特徴で。

「渡鬼」なんてのは、お前数分前に真逆のこと言ってたじゃないかってなもんで。

良くも悪くもこの作品の特徴なんだと思います。

それはそれで楽しめてるんで、別に不満というのではなく。

 

まだ、半分にも満たないんですからこれからどうなるのかな?

いずれにしても、源じいを観てほっこりしたいです・・・。

回想シーンでもいいんで。