5位というはっきり言って野球大国としては情けない結果に終わった野球のU18W杯。
選手選考に問題があったと今になって後付けの様に言われています。
内野手選出の7人の内、6人がショートってのは僕も今日の新聞記事で初めて知ったわけですが、最初の発表の時点で外野手選出が2人って時点で違和感ありまくりでした。
そもそも当然ですが3人で守るポジションなわけですし、しかもその2人がどちらも二年生って・・・。
ざっくり夏の甲子園に出ている学校を50校として、外野手は各3人ずついるわけですから150人。
その内少なく見積もっても8割は三年生でしょうから、三年生の外野手という意味では最低120人もいるわけです。
その中に対象者は1人もいないんですか??
投手や内野手枠で選ばれた選手が本職外で守っていたようですが、それってバカにしてませんかね??
こういう短期決戦では投手力も含めた守備力が重要なわけであって、それを軽視した末の結果だと感じています。
そういう意味では投手を多く選ぶこと自体は良いと思うんですけど、その内の一枠である話題の佐々木投手がほぼ戦力にならなかったという現実。
一方で疲労回復に時間がかかったとはいえ、奥川投手の方はきっちり結果を残しました。
一時は12球団の一位指名を独占するんじゃないかと言われた佐々木投手ですが、評価は逆転したんじゃないかと。
地方大会決勝の登板を回避した時点ではっきり言って僕は佐々木投手を否定的に見てしまってますが、ひょっとして「持ってない」選手なんじゃないかと思ってしまいます。
甲子園の本大会にも出でなくて休養十分なはずなのに血豆で投げられないって・・・。
本人がどうかは知りませんが、周りがちょっと過保護なんじゃないかなとも思っています。
腫れ物に触る的なね。
試しに「佐々木」の後に「か」と入れると「過保護」というワードが出てきて、僕以外に感じている人も居るんだなと思ったら、佐々木正美さんという方が「過保護のススメ」という本を書いていただけというオチでしたw。
まあでも本当に過保護かというと、前の試合で緊急登板に備えてブルペンでそこそこの球数を投げさせてたとか。
このレベルの投手なら先発する試合を前もって伝えて、それのみを考えて準備させておくべきだったと思いますけどね。
それも含めてお粗末なのはやはり大人たち。
この不可解な選考について高野連の担当者と監督との間で見解が違うというか、責任の押し付けみたいなことをやっています。
そもそもですが、優勝校である履正社から一人も選ばれていないというのもかなり不可解です。
極端なことを言えば夏の甲子園優勝校をそのまま単独チームで派遣してもいいような気がします。
まあそれはやり過ぎな気としても、甲子園本大会に出られなかった選手は選考外ということでもいいように思います。
つまり、佐々木投手はこの場に居ないことになりますが。
彼の目標はもっと先みたいですから別にそれでいいと思いますけど。
話は変わりますが、残念とまでは言いませんけどちょっと考えてしまったのはラグビーW杯の日本代表。
僕は高校生の時にプロップとしてプレーしていて愛着もあるんですが、フッカーも含めた第一列と呼ばれるポジションが他のポジションからの転向組が複数いること。
第一列の方が代表選出される可能性が高いからということでコンバートすること自体は良いと思いますし、そのチャレンジをした選手は応援したいと思いますが、結果的にポジションを「奪われる」形になっている本職の人たちはどう思っているのかなあと。
ちょっと複雑な思いなんですよね。