優勝、準優勝、と続いていたサッカー女子W杯ですが、ベスト16止まりという何とも残念なニュースが。
まあ決勝トーナメント進出を逃した男子の南米選手権の方が残念でしたけど。
と言うのも。
今のなでしこジャパンに何の期待もできないんですよね。
あのW杯チャンピオンとなって国民栄誉賞を獲ったチームは澤穂希という稀有のカリスマの下に集った奇跡のチームだったんじゃないかと思います。
4年前は決勝に進出するも3点差を付けられているわけで、世界最強のアメリカとはやはり実力差がかなりあるんじゃないかと。
そんな中での2011年の勝利というのはそれらに加えて神様と言うか、何か見えない力が働いていたんじゃないかと思えます。
震災で甚大なダメージを受けた日本復興のシンボルとしてね。
それはともかく、その澤さんが抜けてからは五輪予選も突破できない体たらく。
後を継いだ宮間選手のキャプテンシーには期待していたんですが、当時の監督佐々木氏と合わなかったと言うか、何か舐めてたってな報道もあったように思います。
結局今回はグループリーグの結果が一勝一敗一分で、得失点差に至っては-1。
優勝がどうのこうのとかいうレベルじゃなかったかと。
せっかく盛り上がっていた女子サッカー人気もだいぶ冷え込んじゃったんじゃないですかね。
そういった意味ではタイトルの「散る」というのは今大会に負けたというよりは過去の栄光も失ったレベルということを意図してのもの。
厳しいようですがね。
采配はもちろんですが、選手選考の段階から高倉監督の手腕に疑問だとのコメントを多く見ました。
女子スポーツの監督を女子が務めること自体は大賛成なんですけど、能力が無いんじゃ意味ないわけで。
しかも好き嫌いで選考したみたいな意見もチラホラ。
事実は別としてこういう憶測が生まれてしまうことが器の小ささを露呈しているというか。
何れにせよ今回は何の光明も見えない結果だったと思います。
五輪まで時間がありませんが監督交代は必要でしょう。
彼女の後任というタイミングでなくてもよいですが、やはり澤さんには一度チームを率いてほしいですね。