寒すぎるなんて話も聞いていたのですが、ちゃんとブランケットもありましたので睡眠はしっかりとれました。
往きの冷房無し通常寝台車の価格の5倍弱ですから、それに見合っているかというとよく分かりませんが。
走行距離がよく分かりませんが、時間にして12時間強乗って日本円で4千円ほど。
もちろん日本人の感覚では安いですが、これって地元の人には結構高いんじゃないかと。
 
このクラスに乗っている人たちは少なくとも中流家庭以上なのかなと思いつつも、そうは思えない節もあり。
何度もこのフレーズで申し訳ないですが、「よく分かりません」。
 
朝食も寝ながら食べました。

 

一時間ちょっと遅れて電車は終着のH Nizamduddin駅に。

前回同様客引きを無視してメトロ駅に。

ピンクライン→バイオレットラインと乗り継いで、やってきましたレッドフォート、別名ラール・キラー。

 

ここに移っている人達がいるところは無料スペースです。

日本の城なんかは金払って中に入るより外から眺める方がいいみたいなケースもありますが、ここはどうでしょう。

 

チケット売り場は長蛇の列でビックリしましたが、外国人専用ブースがあるんだろうなと思って先に進むとやはりありました。

ここでは無事VISAが使えて50ルピーディスカウントの550ルピーでした。

 

土産物屋が並ぶ通りを過ぎてアーチをくぐります。

独特の幾何学模様です。

 

この建物は民衆の陳情所(?)とかいう案内があったかな。

 

玉座(?)は残念なことにガラスで囲われているので正面からは光が反射してよく見えず。

位置を変えて一枚。

 

その裏の建物はなかなか美しいですが、守衛のおっさんが邪魔です。

 

お前だよお前。

 

せめてシャンとしやがれ。

 

敷地は広大でのんびりするにはいいのかもしれませんが、僕的にはこんなもんかという感想ですかね。

外壁は威厳があって素晴らしいですけど。

 

やはり無料で外から楽しむだけってのが正解だったかな??

 

インド最後の食事にしようと思っていたマクドナルドに。

客より多いんじゃないかっていうくらい店員が居ますが、これで利益が出るんでしょうか。

 

物価水準を考えたらかなり高い部類に入ります。

それで賃金が安いんだとしたら少々人が多くても儲かるのかな。

 

マハラジャというインドにしかないチキン版ビッグマック的なものを頼むつもりでしたが、メニューを見るとベジのマハラジャもあるようでこっちを。

 

肉の部分はコロッケ的な感じでしょうか。

結論から言うと大して旨くない。

セットで282ルピーという値段はインドでは完全に無しですね。

半分ところが1/4くらいでももっと旨いものが食えます。

 

更にダメダメなのはポテトの塩が異常なほど多いこと。

これがデフォルトだとしたらインド人は舌がおかしいですね。

甘すぎる分にはまあ耐えられますが、しょっぱ過ぎるのはダメですよ。

結局ワールドスタンダードなのは飲み物で選んだファンタオレンジだけでした・・・。

 

腹ごしらえも済んでジャマー・マスジッドに。

とは言っても外から見るだけです。

 

インドの首都のど真ん中に、こんなに大きい異教の教会が有るって何か凄いですよね。

インドの宗教的寛容さを表しているというか。

 

しかし、インド宗教の主流派が偶像崇拝を禁じるイスラムだったとしたら、建物自体はともかく、その中にある像は壊されちゃっていたんでしょうかね?

特にヒンズー寺院は建物自体が像だらけというか。

今がヒンズー教主流でイスラム建築がそのまま残されているっていうのはありがたいことに幸運なことなのかもしれませんね。

 

混雑する商店街を抜けていきます。

 

この細い道を流石に車は通りませんが、人力・エンジン式・電動式のあらゆる三輪車が通ります。

ビービーとクラクションを鳴らしながら双方向から。

せめて車両だけでも一通にすればだいぶマシになるんじゃないかと思うんですけどねえ。

 

デリー門ですが、柵に囲まれていて近づけませんでした。

 

一度場所を間違えましたが、無事に国立ガンディー博物館に。

ガンディーにとっては重要な糸車のコレクションです。

 

20世紀の偉大な人物として各国の切手に描かれていました。

 
ガンディーは漢字で「甘地」と書くそうで。
 
日本人にもありそうな苗字ですこと。
 
昔のインド国旗のデザインにも糸車が。
 
今の国旗も糸車なのかと思ったら法輪なんですね。
しかし、Charka(糸車)とChakra(法輪)って、似すぎているのは偶然なんでしょうか?
 
ガンディーって有名ですし僕ももちろん知っていますが、かと言って具体的に何した人なのか分かっていないと言うか。
時期的に日本人との交流もあったと思うんですがね。

残念ながらこの博物館にそれを示唆するような展示は一つもありませんでした。
帰ってから勉強しますね、ガンディーさん。
 
この後はまっすぐニューデリー駅を目指します。
途中で派手な格好をした女にがっつり手首を掴まれ。
思い切り振り切って先に進みましたが、何なんでしょう??
もう片方の手には札が握りしめられてますし、金に困った物乞いという感じでもないんですよね。
 
実はアーグラーに向かった電車の中でも同じようなことが。
金をせがまれたんで無視してたら、軽くですが頭を小突かれて。
直ぐに違う車両に消えていきましたが何だったのか。
 
繰り返しますが、老人とか子供のようないわゆる社会的弱者が物乞いをしているって感じじゃないんですよ。
批判を恐れずに言いますが娼婦のような恰好をしてるので、本当にそういう道でお金を稼げばいいのにと思ったり。
誰かインド事情に詳しい人、彼女らが何者なのか教えてください。
 
メトロで空港に着きチェックイン。
シャワーのあるラウンジに入りますが、2時間近く待つとのこと。
フライトの時間を考えるとなかなか厳しい感じだったんですが、幸い予測より早く順番が回ってきて無事にシャワーを浴びることができました。
これがあるのとないのとじゃ大違いですからね。
 
機内では映画を二本観ましたが、これも別途。
 
フライトログブックをお願いしたこともあって、着陸までの数分はお見合い席のCAさんと暫し談笑。
彼女もインドは4年ぶりとかで、あまり嬉しくない(?)フライト先のようです。
今回は空港至近のホテルから一歩も出なかったそうで。
 
定刻より早く到着しましたが、7:20の東京シャトルは満席で次の7:40発で成田を離れることに。

 

何はともあれ、お疲れさまでした。