道中の感触から電車はだいぶ遅れてるんだろうなという印象。
少し長めに停まっていた駅でWi-Fiが入ったので現在位置を調べてみると、ブサワル駅でした。
これは乗り過ごしたと慌てて降りたわけですが、発車した電車の走り去る方向を見て寧ろ一駅前で降りてしまったことが分かりました。

道中GPSの感度が落ちていたこともありますが、痛恨のミスです。
ただ地図的には距離も大して変わらないし、ここからアジャンタにアクセスできるんじゃないかと。

駅前にあったバス停であっさりアジャンタ行きのバスを見つけられ、しかもそれほど待たずに発車しました。
元々の予定だったジャルガオンでは駅からバスターミナルまで移動の必要があるようでしたから、寧ろラッキーだったんじゃないかと。
そう思ったのはたまたまアジャンタ観光に来ていた英語が話せるインド人が隣席だったこともあってです。

バス自体はまあ許容範囲だったわけですが。

何せ道が酷い。
道路改装中なのかもしれませんが、距離的に半分以上が未舗装の悪路。
エアコンは無いので窓を開けて走るわけですが砂埃も物凄く。
各地でバスに乗っていますが、これまでで群を抜いて最悪です。

ビジターセンター的なところを地図で見つけましたが、バスはそこをそのまま通り過ぎてアジャンタの街へ。
同行のインド人が現地人に確認したところやはりセンターに戻らないといけない模様。

結局ミニバンタクシーでぎゅうぎゅう詰めになりながら戻りました。
その混雑具合と、インド人と一緒でなんでこうなるんだという思いで不機嫌さが顔に出てしまったかもしれません。
あとで彼に指摘されて慌てて否定しましたがいけませんね。
インド人だって地元じゃなけりゃ分からないこともあるわけで。

あとで何か買わないといけないんだろうなと思いつつ土産物屋に大きな荷物を預けてシャトルバス乗り場まで行くと流暢な日本語で話しかけてくるおっさんが。
ビックリするくらい色々知っていて感心したんですが、ガイドの売り込みをしてきます。
本当はマンツーマンで1300ルピーだが、1000ルピーでいいと。
悩んだんですが、理解を深めるためにはいいかなと契約することに。

まあガイドのそれ自体は満足できるレベルだったんですが、彼を雇ったことによってバスで隣席だったインド人の方とは距離が出来てしまいました。
ガイドは、どういう素性の人か分からないので深く付き合わない方がいい、その点自分は安心だから、と。
そんなに悪いやつには見えなかったんですけどね。
メールアドレスを聞いたので、後でメールで詫びようと思います。

涼しい内に、ということで最初に展望台まで。
iPhoneのパノラマ写真機能を初めて使ってみました。

この展望台にインド中を自転車旅行しているというドイツ人がいたんですが、ビックリしたのはガイドがドイツ語もペラペラなこと。
7ヶ国語喋ることができるそうですが、物凄い能力ですよね。
何か他にいい仕事ないのかな?

ここの説明は割愛しますが、仏教遺跡群をいくつか。









見学を終えて、荷物を預けた土産物屋で予測していた営業が。
最初から分かっていたことですが、ここって石屋さんなんですよね。
数百円で買えるような土産は皆無で。
まあ無駄な出費であることは間違いないんですが、価格交渉を楽しんだということにしておこうと思います。

再度ガイドと合流して約束していたオーランガーバード行きのバスを拾います。
ところがここに来て彼はもう少しチップが欲しいみたいなことを言い出します。
半ば無視してバスに飛び乗りました。
こういうのって嫌いなんですよね。
既に交渉済みなのに。

今回もバスは悪路を通ります。
でも助手席という特等席(?)。

ドライバーの運転技術に関心しながらの道中でした。

こんなのも見かけましたよ。

車内でお札は見せていたんですが、日本のコインをくれないかとのドライバーと車掌の依頼。
今回に限りませんが、財布の中から日本のコインは全て抜いて旅立つんですよね。
これから外国人受けの良さそうな五円玉でも持ってくることにしたいと思います。

バスターミナル近くの宿に行ってみますが、どうやら外国人は泊めない模様。
そういう宿もあるんですね。

結局、地球の歩き方にも載っていた宿を2連泊で800ルピーに。

少し休んでから街を歩いてみます。
規模は小さいですが、ここに来てインド初のスーパーマーケットが有りました。
最もビールは売っていないですが。

何だかよく分かりませんが、ライトアップされてました。

ホテルのWi-Fiは有料かつフロントでだけというお粗末なものなので、鉄道駅でネットに接続です。

何かあんまり元気が無い感じですが、よくよく考えるとご飯を食べていないなと。
前日の朝にターリーを食べて以来、アジャンタでアイスを一本食べただけです。

今日のガイド料と石仏代なんかの出費で再度のキャッシングはほぼ不可欠なことから、過剰な節約は止めてちゃんと食べようと、宿併設のレストランへ。
食事とビールを頼むと、今日はドライデーなので酒は出せない、と。
ただ、宿泊客だからルームサービスという形で部屋で楽しむ分には大丈夫とのことでそうしてもらうことに。

ビールを先に持ってきてくれと言ったのに時間がかかっているなと思っていると、指定した銘柄は出せなくて代わりはバドワイザーだと。
何でインドでバドなんか飲まないといけないんだというのと、逆にと言うかバドが5割り増しくらいの値段で意味不明。
それなら食事も含めてキャンセルを依頼。

正直食欲も大して無かったんですが、栄養補給は必要だろうとさっき見つけたスーパーに行って糖分補給目的のお菓子と擬似ビール感覚の炭酸水を購入。
部屋で食べながら映画鑑賞して寝ました。