この日は朝6時の電車でアーグラーに向かうので5時過ぎに宿を出ます。
幸いフロントで男が寝ていたので起こして玄関を開けてもらいました。
まだ薄暗いのでホテル前の路地は妖しげです。
お気をつけください。
本来2時間の旅程でしたが、20分強遅れてアーグラーに到着です。
知っている人は知っていると思いますが、ここアーグラーは恐らくインドで最も有名な観光地タージマハルの拠点です。
デリーから日帰りで来てみることに旅行の直前に決めてたんですね。
往きは早めに確定していたのですが帰りの切符も昨夜の時点で席は確保されたことが発表されて取り敢えず一安心です。
で、このドライバーは自分がどんなに安全な人間か猛アピール。
有りがちですが過去の利用者のコメントをメモ帳に留めていて見せてきます。
まあ概ね好評ではありますが、低評価のものは見せないわけで。
ちなみに日本人が半分以上だったと思います。
タージマハルの西門近くで車を停めると営業が始まりました。
ここアーグラーで見所は4ヶ所。
そこを全部とランチのおすすめの場所にも寄って1100ルピーとのこと。
高いなと思ったのとお仕着せの旅は嫌だと思い、断ります。
すると700ルピーまで下がりましたが、それでも振り切って歩き始めました。
結局元値の6割程度でも利益が出る水準ということが分かってちょっとゲンナリです。
そんなにいい人じゃないじゃないかってね。
皆さんボラれませんように。
正門というんでしょうか。
立派ですね。
こういうアーチから覗く形が絵になるそうです。
そう教えてくれた人は写真を撮ってやるとスマホを貸せと言いましたが、チップを取られそうなんでやんわりと断って自分で撮りました。
これは脇侍というんでしょうか。
模様にも意味があるんでしょうね。
コーナーからも一枚。
同じように見えますが、ここは酷暑の中移動したアーグラー城です。
息子のクーデターにあってここで幽閉されたそうですが、遠くにタージマハルが臨めます。
ここで失意のもとに暮らしたそうです。
とは言っても立派なお城です。
帰り際にここの入口のところにあった給水所でペットボトル水を補給します。
嬉しいのは冷たい水が出ること。
昨日改めて感じましたが水の温度って渇きを癒すには凄く重要だと。
汲んだもの以外にもここで多めに飲んでおきました。
城壁を右手に見ながら北上します。
陸橋を超えて駅の反対側に出ると物凄い人の波。
どうやら生地を扱う露店がひしめきあってます。
売り物の特性上、客の大半は女性でした。
働き者のお馬さんですが、この尻の色は地毛なんでしょうか?
そんな混雑の中なんとか入口を見つけてモスクの写真を一枚。
仏教やヒンズー教と違って偶像があったりするわけではないので中に入るのは止めておきました。
と言うより、炎天下で熱せられた石の上を裸足で歩きたくないのが正直なところでしょうか。
結局モスクを一周する形でここのお店に。
プーリーが主食のターリーでした。
何度かお代わりもあって90ルピーでした。
エネルギーをチャージした後は川を渡って対岸に。
目指したのはイティマド・ウッダウラー廟。
朝のドライバーがミニタージマハルと呼んでいましたがどうでしょう。
規模は比べるべくもないですが、大きけりゃいいってもんでもないですしね。
ひっそりしていて悪くないと思います。
本当に暑いですが、リスもこんな格好で体温を下げようとしていました。
ここの補給水システムは残念ながら常温。
つまりほぼお湯です。
無いよりはましなのでペットボトルに詰めて先を目指します。
誰もこんなところに歩いてくる人なんかいないんでしょう。
現地人に冷やかされながらやっと辿り着いたのに取れたのはこんな写真。
酷くないですか?
ロープが張ってあって先に進めないようになっています。
すぐ隣に有料施設があるんですが、そこへの誘導策なんでしょうか。
反対側の隣に仏教寺院があったのでそこの参拝がてら敷地に入らせてもらってこんなのはなんとか取れましたが。
で、その寺院の脇にあった像ですが誰なんでしょう??
露店で水分補給。
普段なら飲まないんですが、ここは加糖のマウンテンデューを。
久々ですが上手いですね。
マウンテンデューとかメローイエロー(懐かしい!)のダイエット版を日本で出してほしいです。
前者はいろんな飲料のダイエット版があるアメリカにはあったような。
駅までオートリクシャーの交渉をすると最初の一声が300ルピー。
すぐに200まで下がりましたが、僕の希望する100まではまだかけ離れており。
断って先に進みますがそれっきりで、ひょっとして安すぎなのかと。
すぐ次のドライバーと交渉しますがこちらも150まで。
やっぱり100は譲れんと先に進もうとすると、じゃあ100でいいが途中で相乗り客を同乗させるぞ、と。
急いでないし一向に構わないのでそれで交渉成立。
そこそこ長い時間乗りましたが、結局相乗り客は拾えず最後まで僕一人。
普通なら繁華街まで人を乗せて戻れたんだからそれでよしという考えもありでしょうが、この場合駅まで来ちゃうと逆にリクシャー過剰になりすぎて客待ちも大変かも。
ごめんなさいね。
電車の時間まで3時間ほどあります。
どこの国にもある冷房の効いたカフェ的なものがインドにはありません。
仕方なく切符売り場前の地べたに直座り。
もちろん現地人はすぐ横で寝てますw。
ハエが多いのは厄介ですが、暑さも取り敢えず凌げましたし、ネットも繋がりいい時間つぶしになりました。
帰りの電車にも食事が着いておりました。
1時間半の予定でしたが2時間近くかかりましたので結果的に往きより悪いですね。
帰りはニューデリー駅ではなく南にある別のターミナル駅着なので宿まで戻らないといけません。
駅の反対側に出て・・・、なんて思っていたんですがすぐ傍にメトロの駅を発見。
ガイドブックには乗っていないのでどの路線かよく分かりません。
どっち方面に乗ればいいのか分からなかったんですが、最終的に乗るブルーラインにすぐ乗り換えられそうな方に乗ってみます。
車内でいろいろ頭を働かせて最初の駅で乗り換えます。
昨日20ルピーだった電車賃が今日は40ルピー。
同じような距離なのにずいぶん違うなあと思ってGPSを見てみるとどうやら川の対岸に来ている模様。
手段として間違ってはいなかったようですが、結構遠回りをするルートみたいで。
結構時間がかかってしまい最寄駅に到着。
昨日最初に見つけた方の酒屋さんでビールを買って宿まで戻りました。
シャワーを浴びて一杯やります。
昨日と同じくまあ美味しく飲める温度でした。
今日はキングフィッシャーの赤。
昨日は緑でしたが赤の方がアルコール度数が高いようで倍以上あります。
その一方で値段は同じ120ルピーでした。
でも、ラベルを見ると小売価格は緑が120で赤が100。
なんで度数が高い方が安いんですかね?
しかもそれを120で売ってるのって。
まあいいか。
ほろ酔い気分でお休みです。




























