当たり前の話ですが。

銀メダルを何枚獲ったところで金メダルには交換できません。
 
高木美帆選手のスピードスケート1500m、平野選手のスノーボードハーフパイプ、渡部暁斗選手のノルディック複合ノーマルヒル、小平選手のスピードスケート1000m。
いずれも銀です。
率直に言ってかなり残念です。
 
この4種目については前哨戦の結果から考えると金メダルの期待度という意味においては半分以上のものばかりだったと思います。
言葉のチョイスはともかく、これは全敗と言っていいわけで。
メダルラッシュとか報道で言われてますけど、全然そんな印象は無いです。
 
もっとも選手本人は僕なんかよりもっと悔しいでしょう。
高木選手はチームパシュート、渡部選手はラージヒル、小平選手は500mと、今回銀メダルだった種目より専門度の高い競技が残っています。
雪辱の舞台が残っているのは幸せなことですから、ぜひ有意義に使って違う色のメダルを獲得してほしいですね。
 
一方で平野選手のエントリーはハーフパイプのみ。
日本チームでもスロープスタイルとビッグエアの両方にエントリーしている選手が多いなと思っていたら、単にスロープスタイルに出場する選手はビッグエアも自動的に出られるということのようで。
同じスノーボードなのにメダル獲得のチャンスが複数あるのと一発勝負なのって何か不公平な気がしますね。
競技の専門性は置いておいて資格さえクリアすればハーフパイプの選手も出場可能なのでしょうか?
平野選手クラスなら凄い技を繰り出しそうな気がしないでもないですが。
 
まあ彼はまだ10代。
雪辱のチャンスは次の北京大会含めてまだまだありそうですからさらなる成長を期待したいと思います。
 
冬季で言えばスピードスケートがそうですし、夏季で言えば陸上のトラック競技とか水泳は距離別に複数種目があって複数のメダル獲得チャンスがあります。
スキージャンプのノーマルヒルとラージヒルも分ける必要があるのかって気がしないでもなく。
 
自分の一番得意な種目一本のみに出場可能にしたらどうなるんでしょうね。
水泳のフェルプスのように一大会で8個も獲る人も居れば、レスリングの伊調選手のように13年かけて4個という事もあるわけで。
どっちが上とかいうことではないですが。
 
話はガラッと変わって。
今日帰宅時の電車で急病人が発生。
僕のすぐ後ろに立ってた男性が倒れてビックリです。
ゴトッと鈍い音がしたので振り向くと倒れていて。
僕はドア付近で窓側に身体を向けていたのでその瞬間は見られませんでしたが。
 
顔色は決して良くないですが、かといって蒼白というほどでもなく。
受け答えも大丈夫でしたが一人で立てませんでした。
この時点で非常ボタンを探したんですが、ドアの近くにはないんですね。
乗客が声を掛け合って車両の最後部にあるボタンが押されました。
 
ここで一度助けを借りながら立ち上がったんですが、再度また倒れてしまいました。
頭を打つような激しい倒れ方じゃなかったのが幸いですが。
 
最寄りの中野駅に停まりましたが、どうしていいものやら。
単に車外に運べばいいなら僕一人でもいいんですが、動かさない方がいいケースもありますもので。
それに、そもそも僕以外に手を出そうとする人がいないというか。
 
どうしようか困っていると乗客ではなくホームにいた人だと思いますが、男性が慣れた手つき(?)で抱えて車外に運び出しました。
僕は左手でそれをサポートする側に回り、右手は急病人のカバンを持って一緒に車外に出ました。
運び出した男性は差し出した指が何本に見えるかなどの意識確認までしていて、いわゆるプロの人のようです。
流石だなと感心してしまいました。
 
そうこうしている内に駅員が駆けつけてきたので後を託して再度電車に乗り込みました。
意識はしっかりしていて貧血気味だと自身で言っているくらいでしたから大事には至らなかったと思います。
キャリーバッグを持っていましたが、あんな体調で出張にでも行ってたのでしょうか。
養生してくださいね。