6時過ぎに目が覚めたんですが二度寝してしまいました。
早めに起きて走ろうと思っていたんですけどね。
脚もそうですが腰回りがなんか重い感じ。
昨日の長距離歩行のダメージはなかなか大きそうです。

支度を済ませて宿を出たのは8時過ぎ。
ガイドブックを部屋に忘れたのを5分足らずで気付いてこと無きを得ました。

すんなりとバス停まで辿り着き、程無くバスが発車したのは8:45。
旅順までは7元です。
着いたのは10時を回っていましたから予定より時間がかかりましたね。

市バスに乗って203高地まで。
日露戦争の激戦地ですね。
天気の良い土曜日のお昼前だというのに見事なほどガラガラ。
もっともここは桜の名所でもあるようですからもう少しすれば客も集まると思いますが。
ここ数日の暖かさでもしやと思いましたが、まだ蕾のままです。
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軽い登山のような感じで頂上まで。
見晴らしは良かったですが、軍事的な重要性は僕には分かりませんでした。
まあでもその見晴らしが良いということそのものが重要なんでしょうね。

印象に残ったのは説明書き。
慰霊塔を恥の柱としたり、
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日本軍の砲撃を狂気じみたとしたり。
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その一方でロシア軍には好意的です。
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日清戦争関連の歴史を伝えるのに反日的な表現を使うのはまあ当然でしょうが、まあ中国人民の多くも命を奪われたということであれば仕方ないのかな。
しかし、日本はここを押さえていなかったら日露戦争の勝利もなかったでしょうし、国土が今と大きく変わっていた可能性もありますよね。
例えば北海道を丸々獲られていたとか。
もっとも敗戦という形で終戦を迎えることも無かったかもしれませんが。

往きはバスだったので帰りは電車にしようかと旅順駅で市バスを下車。
ここでカメラがバッグに入っていないことに気付きました。
バスの中では使っていないので始発だった石板橋というバス停のベンチの上に間違いなさそうです。
後から思えばですが、ちゃんとバッグにしまわなかったような気もします。

折り返し逆方向のバスに乗ることも考えましたが本当に一瞬だけ。
中国で残っているわけないと自分でも意外なほどあっさり諦めました。
以前に同じくカメラを置き引きにあったこともありますし。

サバサバしていたのはここにも書いたように既に新しい一眼レフを購入済みだったからかもしれません。
どう使い分けしようかとちょうど思案しているところでした。
とは言え特にどこも悪いわけではないですし、レンズ交換せずに高倍率の写真が撮れる点は重宝しておりました。
人間の感情なんていい加減なもんですね。

片付けの苦手な自分のいい加減さから生まれたミスです。
以後の戒めとすることでカメラに対する御礼としたく思います。
幸い(?)単三電池が使えるタイプですし、SDカードも買ったばかりで容量十分です。
拾った人には末長く使っていただきたいもので。

残念なのはそのSDカード。
買ったばかりということもありますが、それ以上に今回の旅行で撮りためたものが当然記録されているわけで。
ここからはiPadで写真を撮ることにします。

気を取り直して電車の切符を買うと8.5元。
ガイドブックでは4.5元だったんだけどなあ。
バスより高い上に時間もかかるなんて・・・。
よう分かりませんな。
まあどん詰まり(?)の駅から電車に乗ることは日本でもあまりないですし、いい機会だと思うことにします。
本当は逆側を撮りたかったんですが軍事施設なんで控えておきました。
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捕まったらシャレになんないですからね。

遅めの昼食を14時過ぎに。
今日は水餃子にしてみました。
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なかなか美味で20個で12元と満足でしたが、同じ種類を20個続けてというのは若干苦痛でした。
しかも平皿に盛られて出てくるので段々と冷めていきます。
湯に浸かったまま出てくればいいのに。
ちなみにビールは今日も冷えてませんでした。

僕への料理を出し終わった後、直ぐ隣りで麻雀が始まりました・・・。
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まあこちらでは青空麻雀も普通に見かけますからね。

旅順博物館はまあまあでした。
入館料は20元とガイドブックに書いてあったんですが、何故か無料。
全く当てになりませんな。

電車の時間まで海沿いの公園を散歩していると路上に動物の絵が。
何だろうと眺めていると干支の順でした。
ところが13個目を過ぎるとクジラとかタコとか海生生物になって、ついにはこれと
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これ。
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中国にいることを改めて感じました・・・。

大連に着いたのは19時。
明日のバスルートを確認しながら宿に戻りました。
マッサージでも受けようかと思っていたのですが、システムが分からず断念。

宿の一階にある食堂で簡単に夕食を済ませて、昨晩買った白酒を飲みながら読書でもして過ごすことにします。