韓国は釜山にやってきました。
旅行中の時間潰しとして持ってきた司馬遼太郎の『歳月』、そしてiPadにダウンロードしてきた青木雄二プロダクションの『新ナニワ金融道』。
前者は江藤新平を主人公とした征韓論を巡る政治闘争の話、後者は金畑社長の少年期の戦中・戦後の在日朝鮮人・韓国人の話と、全く意図していたわけではないのですが、奇しくも朝鮮半島にまつわる題材だったわけです。
まあ公平に見ても先方の歴史認識が歪んでいると思いますが、相手の意見を聴くのも良いことでしょう。
今日は博物館巡りをすることにしました。
ガイドブックによると入場無料らしいですからね。
ウォン安の恩恵が薄れた今、率先してこの国で金を使おうとは思いません。
そんな目的を持って入国した訳ですが、イミグレーションでいきなり不快な思いをしました。
韓国内の住所欄に正直にトランジットと書いたわけですが、「外に出るのか?」と。
ああそうだ、と答えると「何時のフライトだ?」と。
16時過ぎ、と答えると再度「外に出るのか?」と。
貴女、アホですか?
そのときまだ9時ですよ。
設備の整ったソウル・仁川空港ならともかく、こんなショボい空港で7時間も空港に閉じこもる人の方が普通なんですかね?
まあこれは主観の問題なんでまだいいでしょう。
頭にきたのは指紋をスキャンする際に「もっと上だ」とペンで指を叩かれたこと。
痛いとかそういうことでなく、失礼ですよね。
入国審査官ってある意味その国の顔なわけです。
もう少し人選というか教育に気を遣うことを強くお勧めします。
早々にテンションがた落ちですが、気を取り直して。
と思ったのですが、地下鉄の切符を買うのにも一苦労。
キャッシングで手に入れた一万ウォン札を券売機が受け付けません。
投入口を見ると千ウォン札かコインのみとの表示が。
窓口も無いしどうしようかと往生していると、券売機の傍に両替機が。
一万ウォン札、もしくは五千ウォン札を千ウォン札に両替するんですね。
為替レートはほぼ1/10と考えていいのですが、日本円で百円相当に両替するのってどうなの??
日本じゃそれこそコインロッカーかゲーセンくらいじゃないですかね。
まずは忠烈祠という所に。
文禄・慶長の役での戦死者を祀っているそうですから日本でいう靖国神社に近いようなイメージなんでしょうか。
トチ狂った晩年の秀吉のせいで我が国が迷惑をかけたのは事実ですから、ちゃんと手を合わせてきました。
非常に綺麗ないい所でしたが、かなり意外だったのは僕がお参りしている間誰一人として階段を上がって祠まで来なかった事です。
地べたは公園になっていて、陽気の良い日曜日の午前中に家族連れやらカップルやらが居るわけですが、この人達はお参りもせずにここで遊んでいるだけなんでしょうか??
次は朝鮮通信使歴史館です。
簡単に言うと昔は日韓の仲は良好だったという事ですね。
にっくき秀吉が死んで家康の世になって良かったということです。
ビデオが流れていましたが、何を言っているのかチンプンカンプンなものの両者の名前だけは日本語の音でそのまま出てきていました。
展示を眺めるだけならここに行く意味はないと思います。
恐らくここの最大のウリは映像でしょう。
3Dの眼鏡も置いてありましたし。
次の予定があるのと、たまたまなのか人が居なかったので僕は見られていませんが、また機会があったら再訪したいと思っています。
次は釜山博物館に。
その真ん前に国連のモニュメントがありました。
その周りを国旗が囲んでいます。
ところが国連常任理事国であるロシアと中国、それから我らが日本の国旗は無いんですね。
近くに国連の墓地があるようですから朝鮮戦争絡みでしょうか?
であれば前者の共産圏二国の旗が無いのはまあ理解できますよ。
韓国にとっては北朝鮮を支援した両国は敵国だったわけですから。
でもね。
世界二位の拠出金を国連に出している日本を除外する理由は何なんでしょうか??
この辺りに政治的センスの無さを感じずにはいられません。
もっとも明確に朝鮮戦争自体の戦死者の哀悼を意図するものであるなら異論は無いですが。
日本からは出兵してないはずですし。
と思って調べてみたら。
やはり国旗が掲げられていた国の顔ぶれからして朝鮮戦争に出兵した国々で間違いなさそうです。
でも日本は掃海活動に専従していたようですが戦死者も出しているんだとか。
ただ当時残念ながら主権回復前だったようで。
国旗を掲揚するに値しないってことなんでしょうかね・・・。
釜山博物館自体は良かったと思います。
あのレベルの博物館を無料解放するというのは素晴らしいと思います。
今回訪れたタイやラオスといった途上国が外貨獲得政策として、自国民に比して割高な入場料を外国人旅行者に課すというのはアリだと思います。
日本なんかは逆の政策を打ち出してもいいんじゃないですかね?
外国人に対し、無料もしくは格安で提供して日本のことをもっと知ってもらうみたいな。
釜山博物館のことに戻りますが残念なのは韓日関係に触れるコーナーが有りながら日本語での説明が無いこと。
特にこんな展示が有ったら何が語られているのか気になって仕方ないんですがね。
終始ハングルで意味不明でした。
館内には子供が書いた絵が展示されていました。
反日教育の賜物なのかもしれませんが、これってどうなの?
もっと未来志向でいきましょうよ。
最後に。
これは有名ですが
これは知りませんでした。
もうすぐ帰国しますがこれはコピー品だから没収しますとか成田の税関員が言ってくれたら喜んで差し出すんですけどね。
大英断です。
今日の昼食はローカル食堂でプルコギ○○(聞き取れませんでした)を食べました。
ここのオヤジは相撲協会の北の湖理事長みたいな強面でしたが、言葉の分からない僕にも優しく接してくれました。
韓国人の同僚もいい奴ですし、下々の人民同士は分かり合える気もするんですけどね。
旅行中の時間潰しとして持ってきた司馬遼太郎の『歳月』、そしてiPadにダウンロードしてきた青木雄二プロダクションの『新ナニワ金融道』。
前者は江藤新平を主人公とした征韓論を巡る政治闘争の話、後者は金畑社長の少年期の戦中・戦後の在日朝鮮人・韓国人の話と、全く意図していたわけではないのですが、奇しくも朝鮮半島にまつわる題材だったわけです。
まあ公平に見ても先方の歴史認識が歪んでいると思いますが、相手の意見を聴くのも良いことでしょう。
今日は博物館巡りをすることにしました。
ガイドブックによると入場無料らしいですからね。
ウォン安の恩恵が薄れた今、率先してこの国で金を使おうとは思いません。
そんな目的を持って入国した訳ですが、イミグレーションでいきなり不快な思いをしました。
韓国内の住所欄に正直にトランジットと書いたわけですが、「外に出るのか?」と。
ああそうだ、と答えると「何時のフライトだ?」と。
16時過ぎ、と答えると再度「外に出るのか?」と。
貴女、アホですか?
そのときまだ9時ですよ。
設備の整ったソウル・仁川空港ならともかく、こんなショボい空港で7時間も空港に閉じこもる人の方が普通なんですかね?
まあこれは主観の問題なんでまだいいでしょう。
頭にきたのは指紋をスキャンする際に「もっと上だ」とペンで指を叩かれたこと。
痛いとかそういうことでなく、失礼ですよね。
入国審査官ってある意味その国の顔なわけです。
もう少し人選というか教育に気を遣うことを強くお勧めします。
早々にテンションがた落ちですが、気を取り直して。
と思ったのですが、地下鉄の切符を買うのにも一苦労。
キャッシングで手に入れた一万ウォン札を券売機が受け付けません。
投入口を見ると千ウォン札かコインのみとの表示が。
窓口も無いしどうしようかと往生していると、券売機の傍に両替機が。
一万ウォン札、もしくは五千ウォン札を千ウォン札に両替するんですね。
為替レートはほぼ1/10と考えていいのですが、日本円で百円相当に両替するのってどうなの??
日本じゃそれこそコインロッカーかゲーセンくらいじゃないですかね。
まずは忠烈祠という所に。
文禄・慶長の役での戦死者を祀っているそうですから日本でいう靖国神社に近いようなイメージなんでしょうか。
トチ狂った晩年の秀吉のせいで我が国が迷惑をかけたのは事実ですから、ちゃんと手を合わせてきました。
非常に綺麗ないい所でしたが、かなり意外だったのは僕がお参りしている間誰一人として階段を上がって祠まで来なかった事です。
地べたは公園になっていて、陽気の良い日曜日の午前中に家族連れやらカップルやらが居るわけですが、この人達はお参りもせずにここで遊んでいるだけなんでしょうか??
次は朝鮮通信使歴史館です。
簡単に言うと昔は日韓の仲は良好だったという事ですね。
にっくき秀吉が死んで家康の世になって良かったということです。
ビデオが流れていましたが、何を言っているのかチンプンカンプンなものの両者の名前だけは日本語の音でそのまま出てきていました。
展示を眺めるだけならここに行く意味はないと思います。
恐らくここの最大のウリは映像でしょう。
3Dの眼鏡も置いてありましたし。
次の予定があるのと、たまたまなのか人が居なかったので僕は見られていませんが、また機会があったら再訪したいと思っています。
次は釜山博物館に。
その真ん前に国連のモニュメントがありました。
その周りを国旗が囲んでいます。
ところが国連常任理事国であるロシアと中国、それから我らが日本の国旗は無いんですね。
近くに国連の墓地があるようですから朝鮮戦争絡みでしょうか?
であれば前者の共産圏二国の旗が無いのはまあ理解できますよ。
韓国にとっては北朝鮮を支援した両国は敵国だったわけですから。
でもね。
世界二位の拠出金を国連に出している日本を除外する理由は何なんでしょうか??
この辺りに政治的センスの無さを感じずにはいられません。
もっとも明確に朝鮮戦争自体の戦死者の哀悼を意図するものであるなら異論は無いですが。
日本からは出兵してないはずですし。
と思って調べてみたら。
やはり国旗が掲げられていた国の顔ぶれからして朝鮮戦争に出兵した国々で間違いなさそうです。
でも日本は掃海活動に専従していたようですが戦死者も出しているんだとか。
ただ当時残念ながら主権回復前だったようで。
国旗を掲揚するに値しないってことなんでしょうかね・・・。
釜山博物館自体は良かったと思います。
あのレベルの博物館を無料解放するというのは素晴らしいと思います。
今回訪れたタイやラオスといった途上国が外貨獲得政策として、自国民に比して割高な入場料を外国人旅行者に課すというのはアリだと思います。
日本なんかは逆の政策を打ち出してもいいんじゃないですかね?
外国人に対し、無料もしくは格安で提供して日本のことをもっと知ってもらうみたいな。
釜山博物館のことに戻りますが残念なのは韓日関係に触れるコーナーが有りながら日本語での説明が無いこと。
特にこんな展示が有ったら何が語られているのか気になって仕方ないんですがね。
終始ハングルで意味不明でした。
館内には子供が書いた絵が展示されていました。
反日教育の賜物なのかもしれませんが、これってどうなの?
もっと未来志向でいきましょうよ。
最後に。
これは有名ですが
これは知りませんでした。
もうすぐ帰国しますがこれはコピー品だから没収しますとか成田の税関員が言ってくれたら喜んで差し出すんですけどね。
大英断です。
今日の昼食はローカル食堂でプルコギ○○(聞き取れませんでした)を食べました。
ここのオヤジは相撲協会の北の湖理事長みたいな強面でしたが、言葉の分からない僕にも優しく接してくれました。
韓国人の同僚もいい奴ですし、下々の人民同士は分かり合える気もするんですけどね。




