『柳生一族の陰謀』
あまり観たい作品がなく、昼行便にも関わらず帰りはこれ一本です。
その一本も結論から言うとあまり芳しくない出来と言わざるを得ません。

1978年制作とのことですから当然公式サイトなどはないわけですが、いろいろ調べてみようと検索をかけてみると何かパチンコの機種に採用されているようで。
興味ないんで知りませんでしたがね。

非常に豪華な出演陣なわけですが、僕には萬屋錦之介のオーバーな演技ばかりが目について。
高名ではあるものの世代が違うせいか演技を見るのはこれが初めてだったわけですが、どうも僕には合いませんね。
歌舞伎上がりの大袈裟な台詞回しが鼻につくのかなあ?

物語も気に食わないですね。
将軍職を自分のものにするために二代・秀忠を暗殺するというのは何げに結構有り得る話かもしれません。
その一方で三代・家光が斬られてしまうというのは荒唐無稽ですよ。
完全なフィクションってことなんでしょうか。
多少無理があっても上杉謙信女性説とか天海=明智光秀同一人物説みたいな有り得る話じゃないと僕は受け付けません。

子供のころは時代劇なんか見向きもしなかったんですが、面白そうな作品なら積極的に鑑賞していきたいですね。
年取ったのかな・・・。