見事な「チーム・リトグリ」のプロモーション戦略 | 遠距離通勤ガオラー・ぴろさこのブログ

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北関東在住。都内で働く、40代のITエンジニアです。
コロナ禍において折れそうな気持ちから何度も助けられているリトグリ。
本物の音楽を愛する者として、リトグリの唯一無二の凄さを1人でも多くの人に知ってもらいたくブログをやらせて頂いています。

こんにちは。


僕はIT・DX系のベンチャー企業で技術者として働いていますが、少人数の会社なので技術の仕事だけやっていればいいというわけでなく、営業やマーケティングもやらざるを得ない立場です。


そこで、自分たちが作ったソリューションをどのように市場に展開し、評価を上げていくか?といったプロモーション戦略についても勉強をしています。


そんな中、全く売るものは異なりますが、リトグリのプロモーション戦略にはとても興味があり、すごく勉強になっています。


芸能界は少し違うかもしれませんが、一般的にプロモーション戦略で大事なことは

①商品やサービスの認知の拡大

②ブランドイメージの構築

③競合と比較した場合の優位性の周知

④潜在的な顧客の取り込み


であると言われています。


チーム・リトグリは見事に、この項目を抜かりなく、かつ非常にスムーズにやりとげています。


今日はこのリトグリ第2章のプロモーション施策について自分なりに考察していこうと思います。


1.リトグリ第2章を生み出すプロセスまでしっかりと見せたことで信頼性を増すことができた。



Dearst FutureのLIVEで「リトグリの新しい仲間を増やすため、オーディションを行います」

という発表があったとき、正直「そんな上手くいかないだろ。そもそも芹奈・manakaの代わりになるほどの逸材が本当に現れるの?」と全く乗り気ではありませんでした。


そしてオーディションが始まり、その選考風景をTBSの「THE TIME」が好意的に定期的に報じてくれてました。


よくあるアイドルのオーディションのように、オーディションを1つのショーとして演出し、わざとトラブルを誘発して面白おかしく報じながらSNSをバズらせるのではなく、「研ぎ澄まされたハーモニーで爪痕を残す」というリトグリの基本方針(=ブランドイメージ)から決してブラさずに、メンバー3人も選考に加わりながら、自分たちの欲しい声を真摯に真面目に真剣に探し出しているプロセスを見れたことで、ファンとしても安心して選考を見守ることができました。

そして最終選考でメンバーが決まったときの、かれん、MAYU、アサヒの涙。

辛かった3年間のトンネルを抜け出し、やっと光が差込んできた嬉しさと覚悟、これを僕たちファンも一緒に共有することができました。


この真摯に真面目に真剣にリトグリ第2章を生み出すまでのプロセスが見れたことで、信頼性が一気に増すことができた。

これが、第2章スタートの成功に最も重要なキーになったのではないかと思います。



2.JoinUsがリトグリ第二章スタートに完璧なFanfareを奏でたことで第一印象を確かなものにできた。



これまでの3年間、リトグリを応援しそれなりに楽しみながらも、なんか心に引っかかるような、不安と心配と寂しさを常に感じながら応援していました。

そしてリトグリ第二章幕開けとなる記念すべき初シングル「JoinUs」のリリース。


アサヒの「はじーまりの合図!」のあとのベルトーンで扉がパーッと開き、雲の隙間を通り越しどこまでも透き通る青空が見えた感じ。本当に久しぶりになんの陰りもなく楽しい曲に巡り会えた感じがしました。


そして新メンバー3人のポテンシャルの高さ。


ミカは、誰にも虜にする笑顔と透き通るきれいな高音、そして多彩な歌唱テクニック。

結海は、真っ直ぐに遠くまで伸びる声と、曲に併せて自在に操る表現力。

miyouは、これまでのリトグリに無かった声や、英詞・ボイパといった技術を乗せることでリトグリの進化と世界にはみ出せる可能性を確実に印象付けることができています。


6人の基本フォーメーションも完璧になりました。

これまで、一番端でピョンピョン飛び跳ねて視線を独占していたアサヒが、ミカと一緒にセンターに移動。ここでピョンピョン飛び跳ねることでファンの視線が片側に寄らず中央に集めることができるように。

そして歌唱テクニックや声量だけでなく、キレのあるダンスもできるかれんとmiyouが両翼となってウーファーのようにチームを包み込み、そのセンターと両翼を繋ぐ重要な役割をMAYUと結海が担うことで、音もビジュアルも、バランスの取れた素晴らしい基本フォーメーションができるようになりました。


JoinUsは、リトグリSongらしい元気いっぱいの楽曲、ゴスペルのような高揚感、ワクワク感もあり、またリードがコロコロ入れ替わるのも久しぶりということで、古参のガオラーにも満足をもらえるだけでなく、しっかりと第2章の進化を感じるパフォーマンスも散りばめたことで、リトグリ第二章で完璧なスタートを切ることができたのはこの曲の存在が凄く大きかった。そんな気がしています。


3.間髪入れずにLIVEとメディアの露出を増やすことで、悩ませる余裕を与えることなく新規ファンの獲得と既存ファンの満足度向上に繋げられた。



リトグリ結成2か月で早くもLIVEを敢行。

JoinUsで素晴らしいスタートを切れたとはいえ、これは練習の成果で「言うてまだ高校生だし」と半信半疑で初日公演に参戦。しかしこれで完璧にリトグリ第2章の沼にドップリと浸かってしまいました。


というのは歌だけでなくダンスも完璧にマスターしてきてたんです!!


特にHurryUpやWavesは3人から6人になったことでフォーメーションに華やかさと迫力が出て、しかも新メンバー3人が短い期間で完璧にダンスとフォーメーションを覚えてきたことが、本当に驚きでした。

ダンスだけでなく歌も。Jupiter、君のこと、いつかこの涙が のバラード3曲。感情を込めて丁寧に歌い上げる姿には本当に感動しました。


この新体制初LIVEの余韻が抜けきれないうちに、全国ツアーの告知。JoinUsツアーで「新体制で行ける!」と確証が持てたのでしょう。その間にも休む暇もないほどの、数々のテレビやFESへの出演。

市場の注目を浴びているこのタイミングに怒涛の露出ラッシュで一気に知名度向上作戦。特にFESの出演は、他のアーティストのファンかいる中でのアウェイでの出演となるため大変ですが、音楽好きな人が集まっているので、新規ファン(=潜在的顧客)の掘り起こし、としてはテレビ以上に効果があるのだと思います。


4.そして何よりも、楽しんで仕事していれば自然と仲間は増える


これはどんな職業でも言えることで、楽しく仕事していれば、その人の周りには人が集まってくるんです。

それはファンだけでなく、スタッフやクリエーター、スポンサー、ミュージシャンも含めて。


この3年間も楽しく振る舞っていたものの、内心はすごく辛かったことを最近になり口に出しています。

それがやっと光が挿して新たな活動ができるようになったこと。

その嬉しさが活動に表されていること。


リトグリは爆発的なヒットはないものの、ある意味健全に、コンスタントに長年に渡って一定の評価を得ながら活動ができているのは実はこういった周囲の協力を巻き込むのが上手なところがあり、それが競合と比較した場合の優位性に繋がっているのだと思います。



こうして、新生リトグリはワタナベエンターテイメントとSonyMusicというエンタメ界の2大巨塔による完璧なプロモーション戦略、そしてその期待にしっかりと応えるリトグリ6人のポテンシャルの高さ。それを前向き好意的に支えるガオラーの存在。

これにより、大成功に第2章のスタートが切れているわけです。


とはいえ、第1章では出来てきたことがまだ出来ていない、荒削りなところもあるし、改善代もあります。

これをただ批判して離れるのではなく、将来に向けた伸び代・ポテンシャルとして捉え「チーム・リトグリ」みんなで育て磨き上げる。

そんな楽しみ方も今のリトグリにはあると思っています。


できることを1つ1つ増やしていきながら、必ず世界にはみ出すアーティストになっていけるはず。その期待を胸にこれからも応援をし続けていきます!


ではまた!