これからやってくる長寿化を前提に考えると、FPの講師テーマや
個別相談内容に大きな変化が訪れてきていることに間違いありません。
これまでと大きく変わるであろうことの一つに「働き方」の
変化があると思います。
かつての終身雇用時代は学校卒業後60歳定年まで基本的に同じ会社
で働くことが前提になっていましたが、これからの長寿社会では
出来るだけ長く働くことが求められるようになってきます。
医療の発達で健康で働くことが出来る健康寿命が飛躍的に
長くなってくることで、生涯現役で働くことが求められるようになり
、人生の終活である老後はほんの数年になるかもしれません。
例えば、学校卒業後80歳や85歳、そして健康な人は90歳、
あるいは95歳までも働くことになります。
そうなると、体力的に異なる、20代や30代の年代の働き方と
70代80代の年代の働き方はおのずと異なるものになるのでは
ないでしょうか。
「20~30歳代」「40~50歳代」「60~70歳代」さらに「80歳以降」
と人生を概ね4回に分けて「生き方」「働き方」を考えるようになる
ことも考えられます。
いわゆる、「人生を4回生きる」ということになり、それこそ
生きがいのある楽しい人生を送れることが可能になるのではない
でしょうか。
それには、人生のファイナンスを含めた「総合設計」が
必要になると思われます・・