左膝の動きが大切です | 東銀座・赤坂・東新宿 パーフェクトゴルフアカデミー小暮博則のブログ

左膝の動きが大切です












左膝の動きが大切です。

 

ゴルフのスイングにおいて左膝の動きがかなり重要です。

 

それは多くのベテランゴルファーが左膝を痛めてしまっていることであったり、

あるいは、10代のジュニアが左膝の靭帯を断裂してしまっていたり、

 

ゴルフにおいて左膝に多くの負担がかかることが事実として挙げられます。

 

また左膝の正しい使い方をマスターすることによって、怪我を予防することと同時に、

 

ゴルフスイングをより高いレベルにすることができる内容を今回解説したいと思います。

 

 

まず縦の伸展動作と横の捻る動作が膝の関節や靭帯への大きな負担となっていることが挙げられます。

 

ですので、ゴルフ初心者であっても、上級者であっても、靭帯に多くの負荷がかかっていることがあるので、

 

正しい動作を学んでいかなければなりません。

 

例えば、

バックスイングで、左膝は右に移動します。

 

そして少し低くなるような形で膝を屈曲させていきます。

 

こうすることによって、右足の内側の脛骨に体重のせ、

 

トップでは右足踵へ重心が移動します。

 

そして今度は左膝が元の状態に戻ることになります。

 

これは、トップでは、右膝の方が左膝よりも後方で、

左膝は右膝に比べて少し前に出るような形になっています。

 

 

ダウンスイングの初期、

 

両膝の位置が同じ高さに、そして同じ位置に見えるような形になり、

 

その意味ではトップで左膝が右に寄ったものが元の状態に戻るような形となります。

 

そしてダウンからインパクトにかけて、

 

今度は左膝は後方に移動し、

 

そして左腰のターンが30度入り、

 

手が IMPACT を迎えていきます。

 

ここで重要なのは、

 

トップからいきなり曲げた左膝をキックしてしまう動きが入ってしまうと、

 

膝の靭帯に多くの負担がかかると同時に、

 

そしてクラブヘッドがトウダウンを始めます。

 

伸展、前傾角度が起き、身体の回転が止まり、トウダウンで、ハンドアップインパクト、フェースオープン。

 

左膝はトップの位置から元の位置に戻り、

そして後方に移動して、

 

30度腰がオープンとなった状態でインパクトを迎えるのがベストです。

 

膝の靭帯に負荷をかけないために何ができるかと言うことで考えてみると、

 

まずは、左の足首を15度から20度オープンスタンスに構えることがお勧めです。

 

 

そして次は、インパクト付近で左足のつま先ではなく、

 

左足踵のほうに重心を移動させ、

 

そして膝頭が少しターゲットを向くような形に逃した状態での、

腰のターンと伸展運動を入れると、

 

膝への負担が少なくなります。

 

左の足首がボールにまっすぐ向いている状態よりも、15度から20度オープンにすることによって股関節が回り、

 

膝関節も回転しインパクトを迎えることが重要となります。

 

この時、骨盤前傾と寛骨の外旋運動を行う上で、

 

左足の中臀筋や大臀筋の動きと腹直筋の動きなど、

 

外側の筋肉とな内側の筋肉の連動が重要となっていきます。

仙骨を動かす上では、外旋六筋(梨状筋、外閉鎖筋、大腿方形筋、内閉鎖筋、上双子筋、下双子筋)が重要で、

 

余談ですが、骨盤職人という木製のツボ押し器が非常に効果的で、

仰向けに寝た状態、腰の下に置き、

左右に腰を動かすだけで、ツボにハマると悲鳴を上げるほど痛くて、

終わった後は腰が軽くなり、私の日課となっています。

 

毎晩、腰の疲れをとりたい方、悲鳴をあげても良い方は、ぜひこの骨盤職人をお試しください。

 

 

股関節周辺の可動域を確保することが重要で、

 

ここをうまく改善させることによって、

膝への負担を少なくすることができます。

 

このような話をゴルフの初心者の方に伝えても、

全く理解が難しいと言うことがあります。

 

そしてこのようなことを最初に伝えるコーチは、

 

難しいことを言うコーチとして悪い評価となる場合がありますので、

 

コーチの皆さんは十分に注意してください。

 

実際私も、初心者やキャリアのあるゴルファーに、骨盤前傾と寛骨の外旋の話をしたところ、

 

プロは全く私のことを理解してないですねとお叱りを受けたことがあります。

 

 

 

ジュニアが試合中スイングしたら、膝のお皿がバキと音をたて、

崩れ落ちた話を聞いた関係者も多いとおもいます。

 

非常に痛々しい思いをされたと思います。

その子にもコーチがいると思いますし、

 

その後、半年から1年くらい、試合に復帰できなかったと推測すると、

 

もっと早くに膝の話を伝える人がいたらなと思った次第です。

 

 

レッスンは、その場でよくすることが求められていて、

 

難しい説明や怪我の予防、3年後の話とかを求められているわけではありません。

 

しかし、レッスン中に行った、たった1つの話を理解していれば、

 

膝への負担をなくすための方策、工夫があり存在していて、

 

これを実践することによって、より長くゴルフを楽しむことができると思うので、

今回内容をお伝えした次第です。

 

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。