東日本大震災は、統一地方選で有権者に投票を呼びかける街頭での啓発活動にも影響している。静岡市選管はすべての街頭活動の中止に踏み切り、県選管も計画停電を考慮し東部での啓発活動を見合わせた。各候補者もマイクの音量を抑えるなど市民感情に配慮した運動が目立つ。各選管の担当者は「選挙を周知できず、投票率が下がらなければいいが……」と気をもんでいる。

 市長選と県議選を抱える静岡市。市選管は例年、JR静岡駅前広場や市中心部のスクランブル交差点でポケットティッシュを配布するなどの街頭啓発を行ってきた。

 しかし、今年は市中心部などで東日本大震災の義援金を求める募金活動が活発。市民から「このような時期に選挙をやるのか」といった指摘もあり、中止を決めた。街頭啓発用に作ったポケットティッシュ約9000個は市役所や市立図書館などの公共施設に置くことにした。

 県選管は、5日夕に行う予定だったJR沼津駅での街頭啓発をとりやめた。東京電力が実施する計画停電の影響で、乗降客が少なくなることなどを考慮したという。

 JR静岡、浜松駅で実施する街頭啓発では当初、花粉症対策のマスクを有権者に配る予定だった。しかし、被災地の支援物資として提供したため、チラシだけ配ることにした。

 県選管の担当者は「街頭啓発は若年層の投票率向上を狙ってやっているので影響が心配だ」と話している。【小玉沙織】



4月4日朝刊



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 ◆プロボクシング ▽10回戦 ○亀田大毅(5回37秒 KO)ヘスス・マルティネス●(2日・沖縄県立武道館) 前WBA世界フライ級王者でWBA世界スーパーフライ級1位の亀田大毅(22)=亀田、写真=が2日、沖縄・那覇市の県立武道館でスーパーバンタム級10回戦(54キロ契約)を行い、ヘスス・マルティネス(35)=メキシコ=に5回KO勝ち。階級転向後、初の試合に快勝し、2階級制覇へ好スタートを切った。大毅の戦績は20勝(12KO)2敗。



 強烈だった。5回。めりこむような大毅の左ボディーに、マルティネスはひざからキャンバスに崩れ落ちた。6試合ぶりのKO勝利。「KOをプレゼントしたかったからな。内容はまだまだだけどホッとした」と笑みをみせた。



 減量が限界に達しフライ級の世界王座を返上し、1階級上のスーパーフライ級へ転向。花粉症に苦しみ、1週間前には38度の熱を出したが、減量がラクになったことを実感した。「ここまで変わるのかというくらい体が軽かった」



 左ジャブを軸に相手を圧倒。次戦以降はリミットの52・1キロで戦う考えで「次は6月か7月。あと(ノンタイトル戦を)2回はやりたい」と、2階級制覇への青写真を描く。トランクスの腰部に自筆で「集まれ 日本の力」と記した。「こぶしで勇気を与えたかった」と大毅。南の島から被災地に新風を送り、自らも新たなスタートを切った。



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亀田大毅
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いよいよ本格的な花粉症の季節が到来。2011年春の花粉飛散量は昨年の6~10倍とも伝えられており、周囲を見ていてもつらそうな人が特に多いような。



そんな現代人の大敵・花粉症の原因となる植物は日本にどれくらいあるのでしょう?



「スギ、マツ、シラカンバなど、花粉症の検査会社に登録されている代表的なものだけでも数十種類ありますし、そもそも花粉がある植物はすべて花粉症をひきおこす可能性があります。ただし桜のように短期間しか花粉を放出しないものは、花粉症をひきおこしにくいと考えられています」



そう語るのは国立成育医療研究センター免疫アレルギー研究部部長の斎藤博久氏。

それでは、生活を送る場所によって花粉症の発症率は変わるものなのでしょうか。



「スギ花粉はスギ林が多い関東や東海を中心に、北海道以外のほとんどの地域に飛散していますので発症率はどこもあまり変わりません。対してシラカンバの花粉はシラカンバの多い北海道に、オオバヤシャブシの花粉は関西の六甲山付近など特定地域に多く飛散しており、それぞれの地域で発症率が上がっています。またカモガヤなどイネ科の植物の花粉が飛散するのは河川敷や水田の周辺。やはりその付近で暮らす人の発症率は上がります」



なるほど。当たり前と言われればそれまでですが、暮らしている地域の植物分布によって、発症しやすい花粉症の種類も変わるというわけ。ちなみに現在暮らしている場所ではなく、子どもの頃に暮らしていた環境とはなにかしらの関係があるんでしょうか?



「どうでしょう。ヨーロッパの畜産農家で育った子どもはシラカンバ花粉症にかかる率が都会育ちの子どもに比べて5分の1というデータはあります。しかし日本人で最も多いスギの花粉症では証明されていません。どちらにしても、このヨーロッパの話は“幼少期に花粉と一緒に牛や馬の糞に含まれる細菌の分泌物を吸い込んだ場合、その後の花粉症の発症率が低くなる”という仮説を裏付けるものです。そのような環境で育っていない人にとっては関係のない話かもしれませんね」



アレルゲン(アレルギーの元となる物質)から離れて生活すれば、普段と変わらない毎日が過ごせるはず。食物アレルギーや金属アレルギーであれば意識的にそれができるけど、なにせ生きるうえで欠かせない空気とのタッグ。花粉症、どう考えてもやっぱり厄介です。

(R25編集部)



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