東日本大震災は、統一地方選で有権者に投票を呼びかける街頭での啓発活動にも影響している。静岡市選管はすべての街頭活動の中止に踏み切り、県選管も計画停電を考慮し東部での啓発活動を見合わせた。各候補者もマイクの音量を抑えるなど市民感情に配慮した運動が目立つ。各選管の担当者は「選挙を周知できず、投票率が下がらなければいいが……」と気をもんでいる。
市長選と県議選を抱える静岡市。市選管は例年、JR静岡駅前広場や市中心部のスクランブル交差点でポケットティッシュを配布するなどの街頭啓発を行ってきた。
しかし、今年は市中心部などで東日本大震災の義援金を求める募金活動が活発。市民から「このような時期に選挙をやるのか」といった指摘もあり、中止を決めた。街頭啓発用に作ったポケットティッシュ約9000個は市役所や市立図書館などの公共施設に置くことにした。
県選管は、5日夕に行う予定だったJR沼津駅での街頭啓発をとりやめた。東京電力が実施する計画停電の影響で、乗降客が少なくなることなどを考慮したという。
JR静岡、浜松駅で実施する街頭啓発では当初、花粉症対策のマスクを有権者に配る予定だった。しかし、被災地の支援物資として提供したため、チラシだけ配ることにした。
県選管の担当者は「街頭啓発は若年層の投票率向上を狙ってやっているので影響が心配だ」と話している。【小玉沙織】
4月4日朝刊
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