◆プロボクシング ▽10回戦 ○亀田大毅(5回37秒 KO)ヘスス・マルティネス●(2日・沖縄県立武道館) 前WBA世界フライ級王者でWBA世界スーパーフライ級1位の亀田大毅(22)=亀田、写真=が2日、沖縄・那覇市の県立武道館でスーパーバンタム級10回戦(54キロ契約)を行い、ヘスス・マルティネス(35)=メキシコ=に5回KO勝ち。階級転向後、初の試合に快勝し、2階級制覇へ好スタートを切った。大毅の戦績は20勝(12KO)2敗。



 強烈だった。5回。めりこむような大毅の左ボディーに、マルティネスはひざからキャンバスに崩れ落ちた。6試合ぶりのKO勝利。「KOをプレゼントしたかったからな。内容はまだまだだけどホッとした」と笑みをみせた。



 減量が限界に達しフライ級の世界王座を返上し、1階級上のスーパーフライ級へ転向。花粉症に苦しみ、1週間前には38度の熱を出したが、減量がラクになったことを実感した。「ここまで変わるのかというくらい体が軽かった」



 左ジャブを軸に相手を圧倒。次戦以降はリミットの52・1キロで戦う考えで「次は6月か7月。あと(ノンタイトル戦を)2回はやりたい」と、2階級制覇への青写真を描く。トランクスの腰部に自筆で「集まれ 日本の力」と記した。「こぶしで勇気を与えたかった」と大毅。南の島から被災地に新風を送り、自らも新たなスタートを切った。



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