オペレーション マーケット ガーデン
1944年、ノルマンデイーに上陸した連合軍。
「クリスマスまでには戦争は終わっている。」
と、楽勝を確信。
イタリアは早々に寝返ったが、ドイツ軍の頑強な抵抗に遭います。
ドイツ軍が防衛線を築いていたんです。
「防衛線を飛び越えて、一気にドイツに侵攻する」
という目的で立案されたのが、オペレーション マーケット ガーデン。
兵士をドイツの防衛線の後ろにパラシュート降下させ、オランダ領を飛び越えて、一気にドイツ領内に侵攻する作戦です。
史上最大の空挺作戦で、4万人近い兵士を投入。
降下した兵士は渡河に欠かせない橋を急襲、ここに橋頭保を築き、援軍の到着を待つ。
計画の成功のカギは、孤立無援の空挺師団が掃討されるまでに、地上軍が到着できるかどうか。
目の付け所は良かった。
が、目標が遠すぎた。
最前線に降下した兵士は殺されるか、捕虜になりました。
そこで付いた名前が、遠すぎた橋。
まさか、わが身に降りかかろうとは、、。
修正に備えて、1月中に売れ!
11月の株価、歴史上かってない記録的な上昇を記録。
すっかりイケイケどんどんになり、
「12月はまだいける!」
「修正に備えて、1月中に売れ!」
と、戦略を建てました。
もっとも、
「日本はこれからコロナの感染者が増加するから、11月が最高値(かも)。」
と、注意書きも。
欧州株に関しては、
「11月にロックダウンしてるから、12月は感染者が減って、最高値を更新!」
と予想。
まさにこれが
「遠すぎた橋」
になろうとは!!
遠すぎた橋 - 誤算その一
ドイツでは今日、過去最高のコロナ新規感染者数を記録。
ほぼ3万人です。
もう1か月以上、ロックダウンしているのに!!
理由。
冬は、
「マスクつけて三密回避してください。」
「勝負の3週間」
なんて呼びかけ程度じゃ、感染者は減らないっ!
外出制限 & お店を閉店して完全にロックダウン、人の動きを止めないと駄目。
日本もこれから痛い思いをして学ぶでしょう。
「完全なロックダウンは必要ない。」
「総合的・俯瞰的に判断する。」
と、完全なロックダウンに反対する州知事に向けた首相の演説がコレ。
日本の報道では、野党に向けた演説と言ってました。
違います。
ロックダウンに反対する州知事に、
「科学者の言うことを聞け!」
「さもないとこれがおばあちゃんと会う、最後のクリスマスになる。」
「一度は封じ込めることに成功したじゃないか!」
と、感情を込めた演説。
演説が得意ではない、メルケル首相の名演説。
下書きを一切見ないで話していたから、余程、心に溜まっていたんでしょう。
これは効いた。
この週末、首相官邸でメルケル首相との会談があります。
ここで決まると思います。
その前に
「来週から完全なロックダウンを実施する。」
と、一部の州知事が発言しているので、来週からシャットダウン。
当然、下がるわな、株価は。
冬のコロナの感染力の強さは半端じゃない。
これが計算外。
遠すぎた橋 - 誤算その二
木曜日、欧州中央銀行が緊急緩和の拡大・延長を発表。
が、株価は下落。
市場はガッカリしたようです。
これも計算外。
遠すぎた橋 - 誤算その三
今週は、ガッカリする要素がまだ残ってる。
それはBrexit。
「11月中に同意する。」
という予想とは裏腹に、ほぼ交渉決裂状態。
「12月13日(日曜日)まで話し合おう。」
と言ってるものの、一体、何を話し合う?
これまでの1年でもうすべて話し合った。
同意なき離脱を嫌がって株価下落。
遠すぎた橋 - 誤算その四
調整が始まった!?
予想していなかった事態で、一気に売り市場。
調整が始まった!?
「1月になったら、売ればいい。」
と、利益確保を全くしていなかった!
今から売ろうにも、辛い、、。
ここで売るのは、、。
売っても、ドイツに帰る資金が不足。
ここは辛抱するしかないっ!
今、調整が来たということは、1月になったら回復するよ。
ここから先、1ヶ月は辛抱の時。
コロナにかかって死ななければ、来年は株を売って、ドイツに帰るぞ!
ドイツの達人のmy Pick