時々思うのだけど、私のレッスンを客観的にみたら、わけわからないことを言っていることが多いだろうなぁって![]()
生徒からは、わかりやすいと言ってもらえているのだけど![]()
私のレッスンでの発言は、わかりやすく伝えようと思って、抽象的になってしまうことが多い。
例えば、もっと強く
とか、
だんだん弱くして
とか、
もっときれいにつなげて
とか、
直接的な言葉のほうが、わかりやすいかもしれないのだけど…。
びっくりして飛び上がるくらい(強く)![]()
だんだん遠くに消えていくように(弱くしていく)![]()
フィギュアスケートみたいに(なめらかに)![]()
といった感じに、伝えていく![]()
始めは、何をいわれているのかわからなかった生徒達も、こんな、抽象的な言葉と、実際の音を聴いたり、実際に手を持って、弾く感覚を伝えていくことで、それが、ひとつの形となって、身についていく![]()
そして、他の曲になっても、この抽象的な言葉で覚えた弾き方は、その言葉を言うだけで、どんな弾き方をするのかイメージできる![]()
実際は、例のような短い説明は少なくて、いろいろ話をしながらイメージをふくらましていくので、慣れている生徒は、どんどん自分で話を広げていってしまいます![]()
でも、そこに、たくさんのヒントがつまっているのです![]()
生徒の広げていったお話から、その曲のイメージへとつなげていくことも、よくあります![]()
そんなわけで、当事者にしかわからない言葉もでてきたりして![]()
でも、これがアンカー(いかりのようにひっかかっていて、それをきっかけに思い出す)になっていくのです。
たくさんの表現方法を身に着けてもらうために、役立つのではないかと思います![]()