日本人は、感情表現があまりうまくないといわれていますよね
褒められてうれしくても、謙遜してしまったり、怒っていてもグッと我慢
感情はあるのだけれど、それをありのままにみせることを、あまりしない
どちらがいいのかなんて、わからないけれど、最近、レッスンの中で、あれと思っていることがある。
演奏をするときに、その曲を表現しようと、いろいろな感情がでてくる
楽しい曲や寂しい曲、元気な曲や悲しい曲
技術とは関係なく、一人一人がその曲に持っている感情が、音になってあらわれてくる。
もちろん、何も考えてなければ、それもそのまま音にでてくる
曲の表現力につなげるために、よく聞くのだけれど、
「うわーうれしい~
と思ったことある
」
とか
「最高に楽しかった~て思ったことはどんなこと
」
とか、
「とーっても寂しかったのはどんな時
」
とか…
最近、この質問に、
「あんまりない…」
と答える生徒が多い
「大笑いしたことある」
と聞いたら
「ない」
これって、どうなんだろう
感情表現が苦手とかいうのではなく、感情がどんなものなのかわからないということなのだろうか
ちょっと、不安を感じつつ、毎日の生活の中で、ちょっとした感情に気づくきっかけをつくるために、問いかけを続けていこうと思う今日この頃です…