松山市清水町
楽しみながらコンクールで賞が取れる〜子どもの自信をそだて可能性をどんどん広げる0歳からのピアノ教室ぷう あ ぷう

津守美佳です。






今日は、ほっこり嬉しくて
ほんのりほろ苦い(思い出)
そんな気持ちが混じって、、
いつになくしんみりしていて(笑)


この気持ちを書いてみます。

というか、
ずっとタイミングがあれば書きたいな、と思っていたけど、今日になりました^ ^

長文ですが、良かったらお付き合いください。



実は去年
辛い、生徒ちゃんとのお別れがありました。



もちろんまだ小さいので、未知ではありましたが
とてもセンスと才能があり、将来有望。
そして私が今まで預かった中で一番というくらいの「華やかな音色」を持った子。
もちろん音楽性豊か!


そして、、とても私に懐いてくれていた^ ^
可愛くて仕方がない、そんな生徒さんでした。



コンクールを活用している私のレッスンは、
生徒さんと保護者の方と私との3つの輪で進むこと。

それを一番に大切しています。


私はもちろん完璧な人間じゃないです。
足りないところも沢山、というか
足らないところだらけ!


です。



でもそんな私でも
保護者の方々には、
とにかく私の事を信頼していただき、一緒にタッグを組むかたちで、お子さんを一緒に育てていく。


それが私のレッスンの軸です。


だから、保護者の方にお願いすることは
「どんな時も大らかな気持ちで、私を信じて
見守っていてください。」
という事です。





でも、、

そのお母様とは私との足並みが
どうしても、、揃いませんでした。


寄り添って
何度も話し合って努力もしました。


でも噛み合わない。
どうしても私の伝えたいことが、いつもいつも私の本意とズレて伝わってしまう。



別に喧嘩したとか、そういう事では全然ありません^ ^
最後の最後までお母様自身も私の事を慕ってもくださっていて、
私も今でもお母様のことを懐かしく身近に感じています。



でも

その大人の2人のチグハグさに、
○ちゃんが挟まれてしまう。
だからそれが演奏にも練習にも表れてしまう、そんな可哀想な感じにもなってしまいました。



最終的にこれ以上は無理、、、そう思ってしまう出来事があり、


手放す決断をしました。

(まだ指導序盤の時期にこんな決断は、指導人生で初めてのことでした)



一番は

このまま続けると、○ちゃんを追い詰めて
潰してしまうかもしれない、、

そう思ったから。


数ヶ月とかではありません、年の単位で続いていたので、流石に、、


もちろん、このままこの状況で私が預かって、
ベストじゃなくてもコンペで活躍も出来るだろうとは思いました。

でも、、もしかしたら大切な伸び代を奪ってしまうかも。




まだまだ、お母様の協力が必要な年齢です。

私との足並みが揃わないままでは決して良い結果につながらない。
結果的に私の存在が足を引っ張る形になってしまうなら、それは本意ではありません。というか、、単純に辛い。





手放すと決めた時は
一晩、涙が止まりませんでした。


転勤なら覚悟しているけど
本当に急な決断。
小さい頃から大切に大切に育てた生徒さんです。

彼女の、幼いながら何とも言えない音楽的な演奏。
華やかな音色が大好きでした。

↑ファンとも言えますね(笑)

ステージ大好きな彼女のステージでの姿を見ることが
本当に嬉しかった。




本人に文章でこんな風に伝えました。

「絶対にピアノこれからも楽しんでね!がんばってね!本当にあなたのピアノは素晴らしいから。いつかまた聴かせてね。」


お母様にも

「本当に素晴らしい子なので新しい先生のもと、どうか大切に育ててあげてください。」


心から、そう思ったのです。




そんな良く弾ける子は何としても手元においておきたい、昔の私ならそう思ったかも。

でも今は自分の感情はさておき
何があっても、生徒ちゃんファーストです。これは譲れないです。もしかしたら不器用なのかもしれないけど、、、(笑)



あぁ書いてたらまた泣けてきちゃった。

ちーん!(鼻をかむ)




お母様も私の決断はその当時は辛かったのではないかと思います。
でも○ちゃんにとって、きっとこれがベストな選択。
どうか、今後は
前向きに前向きに。頑張って。お母様!


そう祈りつつ。



ほろ苦く辛いお別れでした。
今でも時々、笑顔や声や
音色を懐かしく思い出します^ ^




実は昨日は
そんな○ちゃんの活躍を知れた日でした。


新しい先生の元でとても順調そうです。

良かった、、、!!



おめでとう!のLINEに
お母様からこんなお返事が。




「みか先生の元で培ったピアノの土台の上で、
今回成長をとても感じました。
娘は、先生のこと、今でもとても慕っています。
本当にありがとうございました。」





だからほっこり幸せ。
でもほんのりほろ苦い思い出。



いつか、○ちゃんのピアノを観客席で聴ける
そんな日が来ると良いな〜!と思ったりしています。


私の中ではいつまでも可愛い生徒ちゃん。

どんどん活躍して、ピアノを楽しんで欲しい。
あなたの音色は本当に宝物です。
○ちゃんずっと応援しているよ!