ベルギー出身のソプラノ歌手、ジョディ・ドゥヴォス(Jodie Devos)が癌のためパリで亡くなったと、各紙が報じています。

Le Mondeより


僅か35歳(オペラ・リリカの世界は人文学と少し似ていて、30代はまだまだ若手です)。


ドゥセ(Natalie Dessay)、プティボン(Patricia Petibon)、ドゥヴィエル(Sabine Devieilhe)の後を継ぐフランス語圏のコロラトゥーラ・ソプラノ(soprano légerとも言います)で、輝かしい未来が約束されていた人でした。

フランス・オペラかモーツァルトを選ぶべきなのでしょうけど、ここではリヒャルト・シュトラウス「あした」を。

(指揮者 Manuel López-Gómezによる投稿より)

 

どこまでも伸びていくビロードのような声、安定感のあるフレージング、そして知性。
デッドな録音ながら、彼女の魅力が詰まっています。

 

これからもずっと彼女の歌を聴いていくつもりです。