アンナ・ジョールフィ/ 1968年初版(2004)
昨日、近所の古本屋さんで再会しました。
お店を営んでいるとき、翻訳系の仕事をしている方から買い取って以来3年ぶり。
何となく立ち寄って見つけた、ご縁に感謝。
ハンガリーの国語(小学2年生ぐらい)の教科書として制作された絵本です。
絵本が教科書なんて、ハンガリーの国の子どもたちがうらやましい。
1968年から読みつがれています。
色が鮮やかで色感豊か、見るものに一目で伝わり、惹きこまれるようなデザイン感覚の絵です。
明快で動物たちの姿態も表情も楽しいし、子どもは絵から安らぎとくつろぎを感じるような絵です。
大人が見ると、安らぎとくつろぎ+ほのぼのでまったり気分にさせてくれるような絵です。
わたしは単純だから、雨降り日が多かった後、晴れの日が続いてうれしい。
風が吹こうが晴れているとうれしい。
そんな日にぴったりの絵本です。
雨の日に見ても、もちろん愉しい絵本。
幼いものに心を寄せて、幼い心を大切にし、画家自身も楽しんで描いているよう…。
子どもの感じる心にもぐり込んで描いているよう…。
登場人物たちと一緒に遊んでいる…と思うような想像力を、引き出してくれるような描写です。
デザイン感覚溢れる、遊び心があるポスターのような絵。
CUTEなCUTEな動物たちの絵。
ユーモアとクリアーな表現で描かれた絵本が国語の教科書とは、いやはや、うらやましいかぎりです。
何事があっても、単純に明るく過ごしたいですね。