ごぶさたしております。仕事のために日本に帰っておりました。で、今回のミッションのひとつである、アンドレアス・ドーラウのCDを入手してまいりました。
このBlogでも、新津章夫唯一の共演者であるドーラウについては語ってきました。メールのやりとりもしております。が、彼のアルバムを1枚通しで聴くのは初めてでした。
そのアルバムとは、ドーラウが1988年に製作した「デモクラティー」という作品。キャプテン・トリップ・レコーズという会社から発売されておりました。たしか、最初はWAVEから出ていたと思いますので、同社からは再発といった方がいいかもしれません。
キャプテン・トリップ・レコーズ
http://www.captaintrip.co.jp/index.html
ライナーノーツによると、ドーラウが世界を放浪中に日本に立ち寄り、日本人アーティストとも共演した曲も含まれているとありますが、正確には、かつてBlogでも紹介したように、ドーラウが南ドイツ放送局のレポーターとして、日本のミュージシャンを紹介する番組の取材で来日し、かねてよりファンだった新津章夫と1曲録りたいと申し出たようです。録音されたのは青山の某スタジオ。
残念ながらライナーノーツには新津章夫の”にの字”も見当たりません。ドイツ盤にはたしか”Akio Niitz”とクレジットが入っていたと思います。
さて、新津章夫と共演した「Taxi nach Shibuya」(渋谷行きのタクシー)はアルバム中、唯一のインスト曲で、新津章夫は得意のトレモロ奏法のみ。わりとイージーな参加の仕方ですが、実際にはドーラウとはどのようにコミュニケーションしたのでしょうか? 今となっては不明です。
↑ジャケの裏表写真

