新津章夫には数冊の出版物がある(現在はすべて絶版)。
そのひとつが、東京楽譜出版という版元から出した「エフェクター・マニュアル」という本。文字通りギターのエフェクター=アタッチメントの使い方を紹介したものだ。
当時、エフェクターは小手先の音処理というイメージが強かった。このBlogでも何度も書いたけど、そのころの国産ギターは音が細くショボかったため、エフェクターを通さないと使い物にならなかったためだ。
しかし、新津章夫のエフェクターの使い方は、ご存知の通りそれによって個性的な音作りをするというポジティブなもの。エフェクターひとつひとつの音の波形に与える変化をチェックしながら使い方を紹介するというアカデミックな内容だった。
残念ながら彼のレコード同様に部数的にはたいした結果は出ていない。しかし、おそらく日本で最初のエフェクター・ガイドとしての功労は大きいと思う。

