ラビットフードの選び方
（左）小麦粉と水 （右）グルテンフリーのフード＆少量の毛
重度のうっ滞により手術をした子の胃内容物、毛球と呼ばれるかたまりのほとんどは、フードの未消化物です。
上の写真でもお分かりのように、グルテンフリーのうさぎのきわみであっても、少量の毛を混ぜると塊になってしまいます。
けれど、そこに水分を足していくと、かんたんにほぐれてきます。
しかし、ヌメリや粘りのある小麦粉・タピオカ澱粉粕やポテトパルプなどのつなぎを使ったフードだと、水分を足してもなかなかほぐれません。
ヌメリのある未消化物には毛がからみやすく、お団子のように固まります。胃腸の弱いうさぎのために、少しでも防げないかと思って、グルテンフリーの食べ物を作ってほしいとメーカーさんにお願いし開発がはじまりました。
最初に出来たのは、食べる牧草、ナチュラルファイバー
次に出来たのがラビットフード、うさぎのきわみです。
これによって、グルテンフリーブームに火が付きました
小麦粉が悪いわけではありません。
既に異物や毛をたくさん飲みこんでいるうさちゃんや、胃腸の働きが悪いうさぎにとっては、ねばつきが悪さをするのです。
ねばつきのないフードを作ってほしい！それが願いだったのですが、今や小麦粉だけが悪者になってしまいました。
グルテンフリーでも、タピオカ澱粉粕やポテトパルプなどが、小麦粉のかわりにつなぎになっているフードもあります。
簡単な実験をすれば一目瞭然です。フードを水に浸してふやけた頃に指でつぶせば、ねばりやヌメリは簡単にチェック出来ます。
あれこれフードを並べて実験してみましたが、ヌメリが全くないのは
うさぎのきわみだけでした。
胃腸の弱いうさぎさんには、ヌメリの出ないうさぎのきわみをベースにするのがおすすめです。
小麦粉を使っていても体に優しく、体調管理に役立つフードもたくさんあります。うさちゃんの体質や体調を良く観察して選んでほしいと願っています。
それについて詳しく書いたページがあるので、是非一度読んで下さい。
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またまた長くなりましたが、健康管理にお役立て頂ければ何よりです。
おまけ
編
そうそう。
ダイエットを頑張っても結果の出ないうさちゃん！
をメインフードに切り替えて、体にやさしいゆっくりダイエットに大成功しているうさぎさんが続出しています。是非お試しを！