私からみた真実



インスタで栃木の保護団体が多頭飼育崩壊を起こしたと目にしたことから始まります。



写真で見る限り多頭飼育崩壊は毎度のことながら酷い


毎度毎度で少し見慣れた光景になってしまったところもあるけど、既にたくさんの方が関係しているのも把握して、もし何かレスキュー依頼が来たら、どこかの団体さんから引き受けできますか?と声がかかるだろうと思っていました。


関東だし、どこかで声かかるだろうと。


のんきでしたね。この時は。


一本の電話で頭が真っ白になりました。



2年前の奄美多頭飼育崩壊の現場から2頭がこの地獄に行ったのだと。



は?栃木に行った子いたっけ?


説明されていくうちに思い出しました。


一斉レスキューの時に、念のためもう1日と残してきたメンバーさんの帰路を到着ロビーで待っている中、私は空港で女性と一緒だったこと。


その女性は搬送ボラで栃木まで何時間かけて走ること。


うちに帰る子と栃木に行く子で羽田でお別れをしたこと。


この時に天国と地獄の、分かれ道に送り出したのでした。


うちに来た子達はすでに里親さんのもとでたくさんの愛情の中、ベッドはこれがいい、ごはんはこれがいいと愛情を注がれた2年を過ごしていました。


栃木に行った子はご飯もろくに貰えず、痩せ細り、糞尿まみれで、オスメス混在。未去勢のオス犬同士のケンカは多発する現場。


そして1匹は生死不明


私はこの子達を地獄に叩き落としたきっかけを作った張本人でした。


奄美多頭飼育崩壊の一斉レスキューを強行突破させてしまったのは私。


それにより受け入れが必要な犬が多数出て、この栃木に送るという判断があったこと。


もちろん栃木がこんなことになっているとは知らずに移動を決めているはずです。


何故、多頭いて手に負えなくなっていたのに、引き受けOKを出したのか



2頭のうち1頭はこの騒ぎの中助け出されました。

もう1頭は消息不明。譲渡されたとはいうものの、現在の写真などはなく、里親からも写真をもらえないというもの。

生きてる可能性は低いと誰もが疑う現場です。


もし里親さんが見ていたら、うちの子だよ!元気にしてるんだよと連絡欲しい。




さて、そんな電話より、もう気になって気になってしかたがない現場となってしまい、


どうなった?どうなった?とあちこち聞いたり見たりとソワソワソワソワ



一般の家の多頭飼育崩壊といえば難しくなるのは、所有権の放棄、犬を連れ出すことへの抵抗。


ペットだからね。かわいくて飼ってんだからね。


連れて行くなという飼い主を説得していくこと。



今回は違う。

代表は犬への執着はないということ。

手放すことを拒否していない

ではなぜ犬が出てこないか。


今回はたくさんの保護活動者が入りすぎ、いろいろな意見を持った人たちがぶつかりすぎたこと。


まず大きかったのはこの事件で一稼ぎ狙ったやつがいた


そして対になるのが、犬を一刻も早く現場から助けてあげたい人がいた


代表のメンタルケアもしながら進めたい人もいた


普通ってこんな大規模な多頭飼育崩壊って愛護センターから行政が入って個体管理して、この子はどこに行くとかやったりするのよね


なんでどこかの保護団体が取り仕切ることになり、それを許し、栃木の代表がどこの保護団体と組むかで舵が大きく変わるの?


愛護センターがなぜ入らないか?

電話した方は知ってますよね?

何度か現地は行ってます。大丈夫ですとの返答だったこと。栃木はこれで大丈夫なんですと。


今週木曜日、大騒動が起きた日、現場に行きました

警察がたくさんいました


でも中の惨劇、犬たちの地獄の話ではなくて、トラブルにならないようにだけにいるだけですと。


8人以上いたかな



犬が出てくるまで待ち待ち待ち



なぜ代表は手放したい犬を出さない?


ストップをかけている保護団体がいて犬を医療かけてからじゃないと動かすなと。


フィラリア検査、狂犬病、不妊化手術



そしてその医療費を捻出する方法を考えていると



いやいや、受け取って医療をかけるのは保護団体の当たり前の話です。


捻出してくれなくていいから犬を早く出してください


各自病院連れて行きます。


その方にやっていただかなくて結構ですが?



結果犬をだしませんでした


この方は不妊化治療を専門とするスペイクリニックを持っています




犬を思う保護団体の代表ならば早く医療をかけてあげて、早くみんなにごはんをあげてもらいたい  




これしかないでしょ




もう集金活動しか頭にない保護団体の方でした

そしてそれに隠れたら自分は助かると思った代表


集金活動は考えているけど犬の保護はしない人


そんな欲にまみれた状況になり、犬を連れ帰れませんでした


栃木の子不幸すぎる。運が悪すぎる。


こんな人に目をつけられた


保護っ子のためにお金を作ることは大事です。


できなければ保護活動できません。



そんなのはよーくよーく知ってます



我が家は後会計で病院に医療費払うので、たまに息するの忘れるくらい高額会計。あるある。


こんな集金活動しか頭にない人のせいで犬が出て来れないのか…って


そしてこの栃木の代表は、まじで犬はどうなってもいいんだと感じました

興味がない


どんな団体かわからないのに出せないから〜とか言いますが、ここより酷いところってあんの?


そして本心じゃない


そうやって言っとけばいいやで言ってんのよ


そんなやつがここまで痩せ細って、糞尿まみれで犬置いとかないのよ


犬はどうなってもいいから、誰か指揮してそこについて動いてたら楽としか思ってない



愛情とか責任感とかとうの昔にないんだなと感じました



そして嘘で言い逃れようとする代表


聞いてて、あーそれは嘘だな〜とすぐにわかるような事がぺらぺらと…


保身しか考えてないのね



これが晒されたら確かに地獄だよ



保身を考えるのはわかるけど…



1人で好き勝手やっていたわけじゃない



クラウドファンディングで大金を集めていたことも今回は大きい


そのお金を何に使っていたのか


これがみんな気になるところ



もし、クラファンのお金は全て保護犬猫に使っていたと言っても、医療もかけていない、去勢、避妊もしていない、ごはんもあげていない、糞尿の蓄積



違うことに使っていると想像されても仕方ないよね



根元の伸びていないつけたてのネイルに、根元の伸びていない刈り上げたばかりのオシャレなピンクヘア、目元にパッチリまつげエクステ



そして庭には高そうなヤギ🐐


保護ヤギではなくて、買ってきてるよね。


そしてそのヤギ小屋、基礎からしっかり工事していて見たら見積もりがサッと計算できるもの



この車はいつ買ったのかな



とかね。

崩壊していなければ、なんでもない話。



支援者さんも、犬達のためにいつもありがとう。コーヒーくらい飲んでよ。ビールくらい飲んでよ。と言ってくれるもの。



犬のごはんも無いわけじゃない。

庭には支援物資が山積み


あげれていないだけ



そして木曜日話し合いはされたけども、この集金活動のことしか頭にない人が犬は出さんで加勢して終了


犬に愛情があって、もうどうにもできなくなっちゃったの〜泣


の人は確実に保護団体に出します。託します。


ごめんなさいね。よろしくお願いします。と、泣きながら手放して託します。


面倒くさいから指揮してくれる人に従ってるふりしてるって印象でした



そしてやはり犬はすぐ動きました。



さて、翌日…昨日の今日で3頭引き出しのOKがでたのです。


腹の底から、それなら木曜日に出せよと思いました。



木曜日に準備して行ってんだからよ〜ムキー


このOKが出た三頭をお迎えに行く方に伝えました。



だめって言われてる〜とか操り人形のフリしてるだけで、絶対あれは自分の判断で犬を出すか決めてるから、もっといける!と。


もっといけるなら、すぐに私も迎えに行くから連絡してと。


すぐに18頭の引き出しOKが出ました。


何度も言いますが、多頭飼育崩壊で1番大変なのは、飼い主が可愛がっている犬だから、どんな状態でも可愛がっているということが1番の難関なんです 


1匹でも連れて行って欲しくないのに、もっとくれと言ったら嫌だと言われる。これを繰り返すんです。


そこを飼い主の信頼を得ながら許可をもらって、ごまかしあやし、頭数を増やして多く連れて帰る



今回は犬に愛情ないんです。

車に乗る分だけ連れてってというのが本心でしょう。


この栃木保護活動者は、クラウドファンディングで多額のお金を集めました。でもこうなった以上もう集められないと思ったでしょう。


それなら犬はいらないが本心でしょう



世話をするのはめんどくさい。

でも、世話をしなければまわりかがうるさい。

でも世話をするのはめんどくさい。


このループにいたでしょう



出てくる出てくる。



その時はもう私は粗大ゴミ引き取り業者のような扱いですよ。あれもこれもあれもこれもあれもいっちゃおうみたいなね






💩を一度取ることをやめた人はそこに💩があってもとらないんだなって。




物資は山積み、トイレシート、餌、たっくさんあるのにね



人間の欲のために集められた子達に触れるのは本当に精神的にやられます



私が活動を始めた頃のブリーダーレスキューは、マジでレスキューでした



足の関節が折れ曲がった繁殖引退犬


酷い毛玉で皮膚が見えない繁殖引退犬


いろんなひどい子たちがいましたが、レスキューされてよかったねと心から思えました


最近は数値規制やまだ今までよりは状態のいい繁殖引退犬を受け入れることが多くなってきて、それでも爪伸び放題、耳トラブル、フィラリア陽性とブリーダーが金だけ稼いで稼げなくなった子が保護団体にくるという仕組みになってきたことに精神崩壊気味でした。


ブリーダーレスキューではなく、ブリーダーのお手伝いをしている感じ…


なのでブリーダー逮捕案件と聞けば、はい!!!

うちで引き受けます!と、喜んで手を挙げれました。

何頭でもいける!と。

ま、実際何頭でもいけたら我が家も崩壊だよね


廃業ならまだマシ。

廃業予定ならまだマシ。と言い聞かせながらも支えられるのは正直里親さんのSNS


どんな出生であっても現在は目一杯の愛情をもらっていて、その繋ぐお手伝いができたのだと。 

そこだけでたもてる精神状態の中



愛護センターのまめたに癒されなんとか取り戻していた心が完全に崩壊する出来事でした。



正直ブリーダーのがまだマシ。正々堂々金儲けのための犬!って言ってるからね




保護団体が保護犬を使って金儲けってもうこれは無理でしょ


そして崩壊してる犬使ってさらに金儲けを企むやつに目をつけられた



もう無理でしょー




無理無理言ってもいられないのでね



さて、結局合計17頭を引き出しました。


車🚙とゲージにもう少し余裕があったけど、中型雑種よ。


受け入れ側のキャパがもう…ね









うちのスタッフさんたちすごくない?


行くと決まればテトリスみたいにゲージを鬼ダッシュで車に積んでくれたわけ



ずっと私は搬送だけ搬送だけ

連れて帰らないから大丈夫よって。


我が家さ。ご存知のとおり、茨城ちゃん達の受け入れモードに入っていたわけですよ


って木曜日も運良くでてこれたでかい子犬3頭連れて帰ってきたのよ


金曜日も連れて帰るわけにはいかないじゃん?




でもさ。まだ現場に過酷な数十頭いるの



そこで頭に浮かぶのは関西の団体さんの10頭いけるよ!だったよね


初めて名前だすね


神戸ガーディアンさんの。


10頭いけるよって言葉



我が家の保護犬カフェって実は昔、わたしが神戸ガーディアンさんに憧れてできたのよ


↑我が家も400頭にそろそろ達する保護犬卒業生さん ここから始まったのよキューン


中型雑種のいる保護っこカフェってかっこいい!

って。



ずっと憧れでブログとかSNSとか昔から見てたのよ


木曜日の大騒動の日口笛

神戸ガーディアンさんと初めてご一緒して魅せられたんだろうね


なんかうち一頭だけって…



なんかうち…



いや、1頭だけって。


みたいな葛藤もあり、数を増やしてお持ち帰りしてしまいました。




とはいえ、本当に体の小さい、若い、里親さん見つかりそうな子を優先的にお持ち帰りさせていただき、個人的にタイプの口が出る子を一頭混ぜた5頭という…





崩壊現場は受け入れ先がないことには救ってあげられないのよね赤ちゃん泣きガーン


そして毎日怒涛の展開


木曜日にはスペイクリニックを持ってる代表が指揮をとり犬は出さん



金曜日には犬が結果17頭引き取りOK



土曜日にはまたまた違う団体に全頭所有権放棄



ドヒャーびっくり



金曜日に引き出しできた子、鬼ラッキーすぎる〜



つづく…