前回までの記事で、ベンチプレスの重要な基本、技術的要素として、シャフトをどう握って、シャフトをどう握るかについて書いてきました。
🔲シャフトを握る時は手首を寝かせる!
🔲シャフトを乗せる手の位置は手の平!その手の平位置は小指球側!
*但し、
✔︎手首に近い手の平でシャフトを置くイメージ?
✔︎指付け根に近い手の平にして握り込むか?
シャフトのおろし位置タイプと個々の握りタイプにより、個人差が出るので、これは別記事で考察致します。
この3点が大前提であり、基本中の基本です。
「手首を寝かせる」
「手の平小指球にシャフトを置く」
が最適な理由は、
例えば、目の前に頭の高さまである壁があり、力をかければ前に動きます。その壁を前に押したい時、手の平のどこで押すか?手首を立てる寝かせるどちらか?を想像すると理解しやすいと思います。
では、どの指をシャフトに回して握るのか?指をどう使うか?が次の考察事項です。
それでは、どの指をシャフトに回して握るのか?指側をどう使うか?が今回記事の本題です。
シャフトを小指側手の平=小指球で握るのだから、そのまま小指で握れば良いのでは?
と考えたくなりますが、実は正解ではありません。シャフト握りを日常生活の延長で考えると分かりやすいです。例えば、
✔︎ペットボトルや水筒のような筒状棒状の物を握る時、どの指で握っているか?考えてみてください。
【 薬指】
【人差し指】
日常生活の何気ない動作で、握る指が決まってきます。
また、以下の例は重量をぶら下げる動作なので、デッドリフトでのシャフト握り方にも関係ありますが、シャフト重量は小指側の子指球にかけるとして、 ふわっと握るのが良いか?握り締めるのが良いかも以下の動作で分かりますか。
✔︎鞄を持つ時、 指に引っ掛けるように?握り締めているか?
【指に引っ掛ける】
【鞄を握り締める】
指に引っ掛けるタイプは下記イラストの①
握り締めるタイプは下記イラストの②が力を発揮するのに最適なシャフト位置という事になります。
セオリーと個人差をどう考えるかが難しい所なんですが、ウエイトトレーニング、ビッグスリーでの最適なシャフトの握りは、実は個々の日常生活の動作で決まってくるのです。