愛犬との死別で辛い状況にある方は、
後悔や罪悪感に苛まれる時間が非常に多いです。
罪悪感のトリセツについてはこの記事でまとめているのでご覧ください▼▼
今回は、後悔・罪悪感と同様によくある
「喪失感」のトリセツを書いていきます。
大好きな愛犬がいなくなってから
「何気ないけど幸せだった 。」
そんな愛犬との日常生活を思い出し、
もうあの日は帰ってこない
私はもうあんな幸せを感じることなどできない
あのコがいない生活なんて、どうしたらいいかわからない
悲しい、悲しすぎる
このような辛さを感じることでしょう。
〜 喪失感の２つの特徴 〜
① 愛犬との関わり以外のことを、楽しめる気がしない。
何か気が楽になりそうな、心が晴れるように感じる予定があったとしても
心の中が喪失感に占領されると、それが楽しみではなくなってしまいます。
もともとあまり気乗りがしない予定ならば、苦痛にさえ感じられることでしょう。
自分の世界の中で、愛犬に関すること以外は無機質で全く面白みもない・・
かなり嫌な感覚です。
② 前を向くのが嫌になります。
前を向くこととは、愛犬との過去を手放すこと。
だから、
愛犬と切り離された新しいステージには目を向けたくありません。
そんな未来に希望など一切感じない。。
前を向くことを考えると、
イヤ！
嫌だ、手放したくない！
このように、心が張り裂けそうにもなります。
今の自分をかろうじて保たせているもの、
それは、
愛犬への想い。
その、自分をどうにか保たせている唯一のものが剥がれてしまいそうだから、手放すことができません。
それは、喪失感の渦中にいる人にとって「怖くてたまらない」ことなのです。
だから、
辛い自分をどうにかしたい、変えたい、克服したい
そう思っていても、実は
変わりたくないのです。
心の中にある愛犬を手放したくないから。
でも、ここに大きな誤解があります。
心の中の愛犬を手放しても、愛犬との繋がりは断たれません。
むしろ、
ドロドロにへばりついている宿便のような想いを手放すからこそ
それによって空いた心のスペースで、その後は愛犬と純粋な愛の交流が始まるのです。
それは、
愛犬との過去に決別しても、あなたの世界に愛犬がいなくなるわけではないということです。
なぜなら、
愛犬は純粋な愛の意識を持った魂として常に存在してるから。
愛犬は肉体を失っただけなので、意識上では繋がることができるのです。
愛犬の魂が持つ純粋な愛とは、
ドロドロで重た苦しいものではなく
軽く光り輝くもの。
そしてそれは、
自分に同質の愛がある状態のときに、「体感」で繋がりがわかるようになっています。
なので、
あなたがドロドロでぐちゃぐちゃな重たい心の状態でいる限り
それは自ら繋がりを覆い隠すベールとなり、愛犬との繋がりはわからないままとなります。
結局、
「過去にしがみついている」というだけのことなのですが
心の中の愛犬を手放したら、光り輝く愛で繋がるなんてことは到底思えないので
やっぱり尻込みしてしまうことでしょう。
ここで覚えておいてほしいことは、
愛犬のいない毎日は、楽しみなどない、幸せにはなれない
このように感じる未来への感覚は幻想だということです。
愛犬がいない毎日でも、
愛犬のことを忘れることなく
愛犬への想いを失うことなく
愛犬への想いと共にあなたは人生を楽しみ、幸せになれます。
忘れなくていいのです。
「手放すこと」と「忘れること」は違います。
愛犬への純粋な想いは胸に留めておき、
自分を不幸にする想いは、勇気を持って自分で断ち切るのです。
だから、恐れずに
心を張り裂くこと。
心の中で、愛犬が剥がれ落ちてもいいのです
それで大丈夫。
これにポジティブシンキングなど必要ありません。
必要なのは、今心の中にある愛犬を剥ぎ落とす「勇気」だけ。
このように、
愛犬との純粋な繋がりを阻害する「喪失感」という感情をしっかり見つめて
素直にめいっぱい感じたら、自分の心に「感謝」して手放すことを宣言しましょう。
自分のことを大事にしない、幸せにしない、心地よくしない
そんな感情をいつまでも引きずる必要はありません。
愛犬への純粋な愛と、それは全く別物ですから。
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