《備忘録》 悲しむにフタをした9歳の私① | 小さな私をひろい集める

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元TCトレーナー・心屋認定カウンセラー。現在カウンセリング業お休み中

来てくれてありがとうございます♡

心屋マスターコース81期 みなマス受講中

高知の《ともこ》こと市川智子です

 

 

前の記事で書いたオープンカウンセリングで気付いた悲しみや無価値観の根っこ

(⇨備忘録 悲しむにフタをした3歳の私と妹の死

 

特に鮮明に覚えている記憶の一つ

 

《火葬場からの帰りの車の後部座席で悲しくてワンワン泣いた》

 

これと全く同じシチュエーションが9歳の時にもあったことを

この時初めて気づいて!

(⇨自己受容の意味がやっとわかった!

 

その日思い出したことを書いていきます。

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

2歳から5歳頃まで過ごした隣の校区をウォーキングしてて。

 

この頃住んでた小さな路地を入った先にある家を30年振りくらいに見てみたり

いつも通ってた当時の商店街?のようなところを歩いたり

 

そこかしこに3歳くらいの私がいるようで

36歳の私がタイムスリップしてきたのかと勘違いするくらい。

 

5歳で両親が離婚したけど

そもそも父があんまり働かなかった?

 

離婚前から母は朝も晩も仕事していたらしく

私はおばあちゃんに育てられたような感じで。

 

常に横にいてくれるのはおばあちゃん

たまに帰ってくるのはお母さん

 

9歳まではこんな家庭だった

 

 

おばあちゃんが働いていた仕事場を見に行ってみようと

普段曲がることのない道に入ってみた

 

そしたら自然に

「おばあちゃん おばあちゃん」って口から声が出た

 

「おばあちゃん、思い出させて。

おばあちゃんとおった時どんなやったっけ?」

 

ブツブツ言いながら歩いていたらおばあちゃんが倒れた日のことが頭に浮かんできた。

 

 

 

小学3年生の運動会の後

母とおばあちゃんと叔父家族と1泊旅行に行った

 

その帰り、車の後部座席でおばあちゃんと座ってて

もうすぐ高知に着くよって頃に

おばあちゃんが「頭が痛い」って言いだした

 

でもそのまま晩御飯を食べに居酒屋さんに寄って

お座席に通されて

 

注文する前かな後かな

おばあちゃんが急に吐き出した

 

救急車が来て運ばれて

私はその日どうしたっけかな

 

おばあちゃんはそのまま手術になった

 

 

次の日、母と叔父と病院に行った

 

集中治療室にいるおばあちゃん

 

 

頭の手術をしたから

髪もなくて

おでこに管が刺さってて

他にもいっぱい管だらけのおばあちゃん

 

 

昨日までの

私の知ってるおばあちゃんじゃなくなってて

 

ああもう今までのおばあちゃんはおらん

もう戻らんがやって戸惑った

 

 

 

帰りの車で

後部座席に私だけで

 

涙が止まらなくなって

シートに突っ伏して声を殺して

泣いた

 

泣いた泣いた泣いた

 

前に乗ってたお母さんもおじちゃんも

困ってた

 

 

……あー!!!

これって3歳の時の記憶と全く同じシチュエーション?!

 

 

3歳の時も9歳の時も

 

【帰りの車の後部座席で悲しくて悲しくて

もう会えないんやって泣いた】

 

全く同じシチュエーションがあって

しかもこの2つの記憶は鮮明に残ってる!

 

 

 

3歳の時と違ったのは

 

私が泣いたら大人が困るから

一生懸命バレないように

声殺して一言もしゃべらずに泣いたこと

(もちろんバレてたけど)

 

 

悲しいという気持ちを感じてることを明かしてはいけない

 

と子供の私は思ってた!

 

だって大人が困るから

私が悲しくて泣いてたら

お父さんもお母さんもおじいちゃんもおばあちゃんも

おじちゃんもおばちゃんも困るから

 

明るくてしっかりしたともこちゃんじゃないと。

 

 

そうかぁ。

そんな法律を勝手に作ってたんやね、私。

 

 

そうか。

だから私、悲しみを出せる人、苦手やった。

 

 

子供たちが素直に悲しんで泣いてても

茶化したり、大丈夫!って言ってみたり

 

 

何とかして「悲しい」という感情を消そうとしてたし

悲しむ姿を見て「うざい」と思ったこともある

 

 

だって私の世界では「悲しみ」はダメな感情やから。

 

 

悲しい時は悲しいを感じればよかっただけのことやのに

 

悲しんでる人がいたらそうなんだ、悲しいねでよかったのに

 

 

とにかく悲しみをなかったことにしなければ!

 

気をそらして!フタをして!

 

ほら悲しくないでしょ!?

 

 

ってずーっと自分にも周りにもやってきた。

 

 

 

 

でも、おばあちゃんこの時一命は取り留めてこの後15年生きたのね。

 

植物状態になるかもって言われたけど、意識も戻ったし

麻痺もあったけど15年の間には自分で歩いてトイレに行けた時期もあった

 

じゃあなんであんなに悲しかった…?

 

 

長くなるので次に分けます

 

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