今年一月のことでした、アパートの管理会社からメールが届いたのは
『最近、駐車場から自転車等の盗難が相次いでいますので駐車場に貴重品は置かないでください
』
そのメールを見た直後、サッカーに向かうため駐車場に降りた私とゆう
駐車場に設置してある自転車ラックに何気なく焦点を合わせて、、、目を疑いました
『ゆう、なんか自転車置き場空いてない
へ
うそー、ゆうのも私のもないじゃん、自転車
』
『えええええーーー本当だ
僕の自転車な、い
』
大きな駐車場に響くゆうの声
なんとなんと、自転車ラックにあった自転車が全てごっそりなくなっているではありませんか
『怖い、ママ、早く行こう
』
そしてその夜、タティが『盗難自転車サイト』にゆうの自転車の説明書きと写真をアップしました
(私の自転車は写真もなくアップできませんでした
)
あれから4ヶ月が過ぎ、、、、このエリアにも待ちに待った快晴の日が増えてきました
街にも楽しそうに自転車を漕ぐ人々が増えてきました
その姿に盗難された自転車への想いも膨らみます
船に積まれて外国へ送られてしまったのか、、、
ことが動いたのは数日前に届いた一通のメールでした
見知らぬジェフという送り主からきたメールにとある売り買いサイトのリンクが貼ってあったのです
そしてそこに彼からのメッセージが書かれていました
『あなたが盗難された自転車とよくにた自転車が、websiteで売られてますよ
』
『どういうこと
』
話をきくと、売り買いsiteでちょいちょい自転車をみており、その際、ゆうの自転車に目が止まったのだそう
このタイプはアメリカでは本当にレアな自転車のため、興味をもってgoogle searchにかけたらタティのアップした盗難自転車siteに引っ掛かったのだとか
そして送られてきたリンク先を見てみると、、、目玉が飛び出しそうでした
$75の値札をつけられて、誰かの庭先のお花の前に止められたゆうの自転車
しょぼんとして写真に収まっているではないですか
『これ

』
思わず叫びました
そんな偶然ってあるのでしょうか
渡米した時に大事に日本から送った自転車、ゆうが選んで買った自転車、皆でサイクリングで乗った自転車
『絶対に取り返してやる
』
私の中でメラメラが燃え上がりました
でも誰かに売られてしまう前にどうやって取り返したらいいのか
アメリカ人の友達が口を揃えて言ったのは、警察と一緒に行くということ
相手がもし危険人物だったら、、、逆上して銃口向けられたら、、、闇組織の窃盗団だったら、、、いや、もしかして彼も誰かから買ったのかも知れない
そして友達のアドバイスを受けて私は地元警察にことの経緯を伝えるため電話を入れました
しかし、返ってきた言葉は警察は現時点では介入できないとこと
何せその自転車が似ているだけでは踏み込めないと
確固たる証拠がなければ動きはとれないと
そして自転車取り返し作戦が始まりました
1.私の友達が先方にこの自転車に興味があるから見せて欲しいとメールした
2.先方から返事が来て、名前と住所が送られてきた
3. タティからも自転車に興味があると先方に連絡いれると、同じ名前と住所が送られてきた
4. その住所を元にタティとKKが乗り込んだ
5. 庭先に止められた自転車をみて、二人はゆうの自転車だと確信する
6. 先方にかつて自分が所有していた自転車に似ている旨伝え、盗難自転車サイトの写真をみせた
7. 先方はひたすらあやふやな反応をしながらニヤニヤと笑っている
8. どうやって手にしたのかと聞くと、あやふやになりながらも他の人から$50で買ったとのこと
9. タティ、誰から買ったか教えてと突っ込むと先方、家の中に入ってしまった
10. 10分後、家からでてくるとタティに自転車購入元だという電話番号を渡し、携帯で先方がこの自転車を買った時のメールのやり取りをみせた
11. タティの直感働く:
ニヤニヤ笑ってた→もし本当に買ったなら最初から自分は買ってると強く主張するはず
10分でてこなかった→室内でメッセージを慌てて作ってたのではないか
そしてタティは勝負し、先方に言ったのです
『これは盗難自転車なので明日警察がお宅に調べにきます
そしてこれは私の家の自転車なので今日返してもらいます
』
っと
すると、先方、何も言わずニヤニヤ笑ったまま、はいはいと自転車を引き渡したのだそうです
帰り道、先方にもらった電話番号に電話を掛けてみると、、、
『現在使われていません
』
やっぱり、、、、
こんな奇跡のような、物語のような現実が起きるだなんて自分でもビックリです
それにしてもタティもKKも、誰も傷かずに無事に戻って本当に感謝です
そして、自転車も
そしてJeffにも無事に自転車が戻った旨のお礼のメールを入れました
この辺りかなり治安がいい場所と言えども、どこで何が起きるかわからないこの世の中
慎重に生活していかねばと思う今宵でした
素敵な夜を
