『HiHow have you been』
久し振りに会った友達成長した互いの子供達の話に話が弾みます
その会話の途中・・・お題は兄弟の習い事になりました
『弟の習い事があるからお兄ちゃんの習い事はまだ通わせられないのよね連れていけないからお兄ちゃんはバスケやりたいっていうんだけどねお兄ちゃんまで手が回らないかも、今のところ・・・』
そういう彼女の言葉に冗談ながらに反応する私
『あ、ママもしかして弟君の方が優先順位高い』
その言葉に彼女は顔色を変えました
『ひでちに今改めて言われて気が付いたッ弟の方が自分の性格に似ているし、一生懸命だし知らないうちに弟の方に目が言ってたもしれないっそうだね、どうにかしなくちゃいけないねひでち、有難う』
そんなつもりで言ったわけではないのですが、彼女の中に何かしらの気になった場面があったのかもしれません
その彼女と話しながら、彼女の背中から射し込む太陽の光の先に、とある兄弟のことを思い出しました
昔、幸せそうな声がその家の中から溢れてきました
『これこれ、お兄ちゃん』
『何~きゃはは』
しかし、兄弟が成長するにしたがって二人の関係は緊張状態になり始めたのです無意識のうちにそこにあったのは周囲からの二人の比較目線でした兄もいい高校・大学に入学したのですが、弟は更にその先を行く国公立高校・大学に入学知らぬのうちに周囲の意識が弟に集中しているようでした
『下の子はよくできる子だね』
『賢いねぇ』
その周囲からの反応から残されたのは、自信の漲る弟の姿と、自信を喪失した兄の姿でしたそして家庭における弟の言動は更に強くなり、兄もその弟の言動に反論できないまま翻弄され続けましたそして最後に兄が選択したのは価値ある自分の存在を守るため、自分の殻にこもることだったのです なんと悲しいことでしょうか
そこにいくつかの問題が見え隠れします
1.親自身が自分達の些細な言動がどれだけ子供にインパクトを与えているのか見失っている
2.世間体に視点を置き(親のエゴ)、その子供自身の価値を見極めていない
3.兄弟であっても個々が違う人間であるということを忘れ、我が子を比較している
4.親の期待通りに子供を動かそうとする
自分の人生を歩むの周りではなく、子供自身ならば親として伝えるべきこと、それは、子供が大きくなった時にどんな状況下であっても逆流であっても立ち上がって荒波をかき分けて進んでいける力を持たせるということなのではないかと強く思います子供にとっての比較対象は感情で動くものではなく、兄弟でもなく、世間体でもなく、昨日の子供と今日の子供の成長なんですよね
兄弟、お互いにライバルになって切磋琢磨することは最高ですが、個々の違いを認め、褒めて育てて、そして違う時にはピシリと平等目線から伝え、ちゃんと引っ張っていかねばと思う今宵です
母の日にあたり、改めて思います1人の人間を育てることの責任と大変さを
子供達が悔いのないよう精一杯、幸せな人生を送れるように・・・私も、まだまだ『母』発展途上、頑張らねばですそろそろ今日も終わりに近づいてきました今週も素敵な一週間となりますように