先日のタティを会社に送る車内での一コマ
お題は”子供の勉強”
『ママはちょっと色々子供に言い過ぎなんじゃないかなきっと言い過ぎるからもう何かママが言っても耳に残らなくなっちゃってるんだと思うよ』
『いやいやちょっと待って・・最近ちょっと自由時間が多い気がするんだよね折角いい感じの成績だから、全教科ちゃんとこのまま油断しないでこの成績を保てるように努力しなくちゃいけないと思うんだよ段々教科ごと大変になってるのはわかるけど、全部の教科の成績が全てこの先の人生に繋がっていくからさ好きじゃない教科こそもっと力を入れて頑張らなくちゃいけないと思うんだけどどう思う』
『興味があるならいいけど、興味がないところを押さえつけてやらせても意味はないと思うし、伸びないよ今は自分のやりたいことをやれるようにやらせるのが大事な時期なんだと思う男なんてこれだって思ったらものすごく入り込んでいくからさ勿論やらなくちゃいけないとわかればその時、いつでもスタートをきれるはず今は好きなことを目いっぱいやらせて満足させることが大事なんだと思う今の世の中たくさんの選択肢がありすぎて目がチカチカし過ぎて『これ』というものが見つかりにくい世の中だからこそ、『自分の好き』を何より大事にした方がいいと思うんだよね』
興味があるなしとは関係なく、まずはやるべきことをやった上で『自分の好き』を大事にする方がいいのではないかという私自身の考えと『自分の好き』を第一に考えるタティの考えの狭間で何だか悶々としてきました
誰のための勉強なのか誰がどこに向かって進んでいるのか誰の将来なのか
そんな悶々とした日々の中、立て続けに偶然2つの手掛かりを見つけました
一つはタティの会社の社内まで荷物を取りに入った時です
階段を上がってふと顔をあげるとその壁にアニメのアインシュタインがクリクリした目で私にメッセージを送っていました
『ねぇ、ひでち、ここだよ、ここ僕の言葉をみて僕には特別な才能があるわけじゃないんだよただ、情熱的な好奇心があるだけなんだよ』
そうか・・・なんだか肩に乗っかっていたものがすとんと落ちた気がしました
何より大事なのは『それ』に対する誰にも負けない好奇心と探求心なんだと
そしてもう一つは偶然ネット上で目にした日本女子サッカー代表の澤選手の記事ですそこにはこう書いてありました子供の頃から自分は一度も親にあれこれ言われたことが一度もなかったのだと(勉強して、宿題やって等含)つまり自分で選択したことを両親は全て受け入れて応援してくれた結果、自分の存在に確固たる自信を持ったのだとそしてその昔、男の子のチームで試合に出ていた際ファウルをしてくる相手に対し、その彼の番号を覚えておいて、
『絶対にこの試合中にこいつのボールを奪ってやる』
と誓ってフィールドを駆け抜けたのだそう
『そっか、これか』
そこから私は子供の自分自身の時間管理に対して少し口出すのを減らすように努力しています勿論ゼロではありませんが、できる限り最終的なところで口出しをすることにして、彼らの興味があること、そして好きなことを一駒目として考えるようにしてみました
『タティ、このゲームのプログラムはどう組むの』
『ママ、この歌手の声って透き通っていて何度聞いても飽きないよね』
『タティ、このスワレスが今得点王だよねこの動きは結構良かったと思わない』
面白いことにそれぞれ自分の満足していることをやっているからか、私の雄叫びなしに嫌々ではなくある程度納得して日々のやるべきこともちゃんとやれてる気がしますこれから始まったばかりの自分の人生をそれぞれに歩いているのは親の私ではなく、子供達自分自身・・・まずは好奇心と前進力を大事に明日からの育児もまた頑張りたいと思います
また皆さんの育児談義楽しみにしていますおやすみなさいませ