昨年書いたノートを見返していたら、
すごく忙しかった時期に、感じたことが書いてありました。
洗濯を干していて、一瞬「無」になった時のこと。
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大切なのは、いっぱいやることじゃない。
ひとつひとつ、味わうこと。
そして、糧にすること。
食べ物にしたらすごくよく分かるのに。
とにかくいっぱい食べることや、
誰よりも早く食べることが
大切なわけじゃないのに。
そんなことがやりたいわけじゃないのに。
どうして
「もっといっぱい」
「もっと早く」
を目指して、囚われちゃうんだろう。
もっとゆっくりでいい。
ゆっくりやろう、と思ったら、
あの至福な感覚が、戻ってきた。
至福さん、ずっとここにいてください。
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一番大事なことなのに、忘れてしまう。
私の幸せは、「ゆっくり」の中にしかないのに。
もちろん、たくさん仕事があって
たくさんやりたい大好きな事ばっかりなのだけど、
今度はそれで忙しくなるのではなく
好きなものに囲まれつつ、
それをじっくり感じ取るための、ゆっくりの時間をもっと大事にしていきたい。
年末年始になると、SNSでは手帳に関する投稿が増えます。
時々、すごく心が忙しくなるような投稿も見かけます。
たくさんの手帳を並べて、どう使い分けるかを延々と考えて、何冊もの手帳にいろんな「やるべきこと」「叶えるべきこと」「ワクワクのリスト」というものをぎっしり作って、書き込んで。
「そういうものを書いている時間が単に好きなだけだ」というのはもちろん分かるし、そういうものに「没頭」することで「手芸」的な感覚で心満ちる感じも分かる。
しかし、
本当の願いではないこと、本当はやりたくもないことに対して、TO DOリストや願いを叶えるリストを書いていても、「本当はそんなの嫌だ！ やりたくない！」という「願い」として思い続けている事も多いのです。
ワクワクリストは、本当にワクワクしますか？
そもそもワクワクって何でしょう？
どうしてそんなにワクワクしないといけませんか？
充実とは、あなたにとって何でしょう？
「書く」ことが、表面的な満足になっていませんか？
「書く」事に対して、趣味的な感覚以上のものを、全員が持つ必要はないと思います。
でも、同じ「書く」事で、人生をもっと良くすることも可能です。「書く」という行為は、ものすごく力があります。
満たされない余白を埋めることでごまかさないで、
まずは、自分の本当の気持ちを知ること。
どうしてそう思うのか、自分が自分に聞いてあげること。
そういう姿勢で書き出す「願い事リスト」は、全く違う効果を発揮してくれるはずです。
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