午前中はずっとリビングにいます。
自分の部屋を抜け出して。
なぜなら、窓がとっても大きくて、外が雪景色の今、とても気持ちいいから。
昨日も少し降ったみたい。
昨日まであった家の周りの足跡がふんわり覆われて、また新世界。
どんなに泥で汚れても
タイヤの後でボコボコになっても
何もかもを、一晩で真っ白に新しくする雪が、本当に好き!
特に午前中の、青い光が大好き。
午後は黄色い光になる。
雪は朝は青白くて、
午後はアイボリーになる。
小学生の頃、北国の小学生が、雪を発泡スチロールにいっぱい詰めて沖縄の小学生に送った、という話を読みました。
沖縄の小学生は一人一個、雪が入った発砲スチロールの箱が配られました。
教室の机の上で、雪だるまを作って大いに喜んでいました。
私は、ショックを受けました。
この辺にどっさりいくらでもあるものが、こんなにキラキラした憧れの対象であることに。
これでいいの?
こんなんでいいの?という絶望。
だってこっちからしたら
「ずっと夏」「青い海」「サンゴ礁」
という世界こそが、キラキラした憧れの対象だったから。
「価値」とは、人それぞれで違う、それによってそれぞれ思うことも違うんだ、じゃあ、正解はどこにあるんだろう?
こっちには青い海が無いけど、あっちには雪が無いんだ。どっちがいいんだろう?
そんな事を考えるとキリがなくて、途方にくれた。
私は南国が大好きです。
青い海、珊瑚、温かい海水、南国特有の粒っぽい砂、
ジリジリの太陽、湿度、北国とは違う海の匂い、全く形の違う植物、
鮮やかな大きなお花、暖かさで全てが緩んで自由で開放的な気分。
以前はこれらを、「北国に無いもの」として焦がれていました。
しかし、今言えるのは
「無い」というのは事実ではありません。
これらは、「北国に無いもの」ではなく
「南国にあるもの」です。
あるものしか、無いんです。
「無い」と「ある」は対ではありません。
この世には「ある」ものしか、存在しないのです。
今ここにあるのは、雪景色♡
愛でもお金でも仕事でも、
「無いから欲しい」という願いは全く叶わず、
いつまでも焦がれるような遠いものでした。
足下を見て
「ある、これもある。」
と思うようになってから、どんどん経験したいことが叶うようになりました。
全ては地続きだったのです。
足下は地でつながっているんです。
沖縄にある青い海♡「北国にはない」のではなく、北国にあるのは藍グレーの海。
沖縄にある椰子の木。「北国にはない」のではなく、北国にあるのは松の木。杉の木。
「雪の日がある。とっても綺麗で大好き。でも、青い海がない」
と、足下にある宝物や恵みを、打ち消して生きてきました。
ただ、「ありがとう」と受けとって、
「青い海と椰子の木も見たい」と願えばいいだけだった。
「無い」という幻覚を見ている暇はない。
今、自分がいる場所にあるものをしっかり見ていこう。
足下を見るのにとーってもオススメです♡
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