子どもが授からないことを悩んでいた私が、名古屋の自助グループに参加してから色々変わってきました。

 

詳しくは、下記のブログをご覧ください。

 

 

 

 

 

名古屋の自助グループに参加した後、ご縁があり、大阪のウィメンズセンター大阪が主催している女性のからだの勉強会に何回か津から通いました。

 

そこで、女性の体の仕組みや女性に多い病気について学びました。

 

私自身保健師なので、分かっている内容ばかりかと思っていたのですが、ウィメンズセンターでは女性からの幅広い電話相談を受けているので、視点が全く違い目からうろこの内容ばかりですごく勉強になりました。

 

ここは医師や助産師などの医療職だけでなく、弁護士や議員さんなど様々な方が関わっていて、「女性の人権と性を守る」活動をされているので、色々な角度からのお話がありました。

 

不妊についても、不妊治療とはどんなものか、不妊治療での妊娠率や出産率など具体的に学び、不妊治療はやれば出産に近づくと思っていた私でしたが、事実は逆だと知りました…ダウンダウン

 

高度医療を受けても実際出産までたどり着くケースは、思いのほか低い結果に愕然としたのを今でも覚えています。

 

不妊治療は、女性のからだへの負担が半端なく大きいだけでなく、金銭的にも時間的にも大きな負担がかかってきます。当時は助成金がない時代で、不妊治療にかかる金銭面での負担はかなり大きかったです。

 

その後助成金が支払われるようになったり、2022年の4月~不妊治療が保険適用になり、金銭的なハードルは下がりましたが、その分気軽に治療を始めてしまう方も多くなっているようなのが私は心配です。

 

現実を知らない親御さんも、気軽に「保険も効くし受診してみたら…」と勧めるのも気になっていて…ショボーン

 

夫婦にとってそのプレッシャーは計り知れないほど大きなものだと思います。

 

そのプレッシャーが妊娠を遠ざけるような結果になってしまっていることもあるし…。

 

効果が高いモノなら良いのですが、皆さんの期待に添えるような結果にはならないケースが多く、始めからそれも覚悟して始められたのなら良いのですが、治療を受ければ授かる確率が上がるアップアップと期待されて受ける方の場合は、私のように自分責めをされる方も増えているようで…。

 

本当は始める前に、医師と治療の効果や副作用、費用、治療中のストレスなどについてよく話し合い、夫婦でもよく話し合ったうえで始めるのが良いと思うのですが、現実は大した説明もないまま始めてしまう方も多いようです…。

 

一度始めてしまうと、次はうまくいくかもラブラブ、次こそはラブラブラブラブって期待が高まるため、からだが辛くなっていても、心が限界になっていても休む決断が出来なくなってしまうのも、この不妊治療の難しさです。

 

体外受精などで受精卵を戻した方の場合、医師は「今回はダメでした、次頑張りましょう」と言われますが、ちゃんと動いている受精卵を確認したうえで子宮に戻すわけで、流産経験のある私には、毎回流産を経験しているのと同じと思えます。

 

私の場合、一度目の8週目での流産の後何年か体調不良が続いたので、体外受精された方の場合も同じような状況になっているんだろうなあと思うと辛いです。

 

毎回流産を経験していたら、それはこころにも体にも負担がないわけがありません。

 

命を感じていただけに、その命を育てられなかった責任も感じると思います。

 

ダメだった…て言葉以上にのしかかってくるものがありますよね…。

 

その積み重ねで、回数を重ねるごとにつのる緊張感、挫折感で、皆さん体はがちがちに硬くなっています。

 

その状態を体は察知して、休むことが必要だよ~と、不調としてお知らせしますが、なかなか聞き入れてもらえないダウンダウン

 

もう体も心も限界!!!!!!!!ってなり、生活自体が普通に送れなくなってしまい、そこで初めて本当に本当に不本意な中止の判断。

 

中止して楽になるどころか、そんな自分を責める方も多いです。

 

次はうまくいったかもしれなかったのに…。

 

ここまで頑張ってきたのに…。

 

って。

 

でも、止めて開き直ったり、体の調子が整ってきた頃自然に妊娠したケースもよくある話なので、どこでどうするか、どこまでやるのかを始める前に少しでも頭に入れておくことも大事だと考えています。

 

私は大阪での勉強会で子宮を始め体の仕組みを改めて学んだこと、実際に生理の時の出血量を量ってみたことで、

子どもが授からないことで自分のからだのことをなんてダメなんだって責めていたけど、私の気づかないところで、からだはちゃんと私のために頑張ってくれていたことに気づきましたキラキラ

 

毎月毎月、何も言わず、私がなんてダメな自分って思っていることに文句も言わず、ただただ私を信じで、ちゃんといつ赤ちゃんが来ても良いようにって整えてくれていたのでした。

 

それに気づいた時、自分のからだがすごく健気に思えました。

 

黙って人知れず頑張ってくれていたことが嬉しくて、ダメなんかじゃなかった…ってわかり号泣えーん

 

もう自分自身に感謝しかなかったです。

 

そして、今までなんて私のからだはダメなんだって責めてばかりでごめんなさい…お願いお願いお願い

 

って心から謝罪しました。

 

こんなに私頑張っていたんだって思うことで、ますます、子どもがいてもいなくても私は私で良いのかなって思えるようになっていきました。

 

まあそうはいっても、すぐに、「はい、子どものいない生活でOK」とはさすがになりませんでしたが、揺れて当たり前だよね。揺れる自分でも良いかなっとは思えるようになりました音譜

 

これをきっかけに、自分のからだのことを知ることの大切さを実感し、名古屋で仲間の存在の大事さも感じていた私は三重県でも不妊の自助グループを作ることにしました。

 

名古屋でお世話になった矢野さんにもサポートいただき、今から20年ほど前に「PS.Club」という自助グループを立ち上げることになりました。

 

私自身この自助グループのおかげで、勇気やたくさんの学びを頂きました。

 

この自助グループの活動については、次回書きたいと思います。