プロヴァンス・アルプ=コートダジュール地方
ヴァール県 Hyères(イエール)
こんにちは!木蓮です。
金曜日に雪が降ると言われていたのですが、私の住むところにはまだ降らず、先日地震が起きたばかりのアルデシュ県ほか、ドローム県、イゼール県、ローヌ県に影響が出ており、連日報道されています。
それにしても、今年は世界中で異常気象による被害が重なり、何があってもおかしくないのだなと思うようになりました。
普段からの暮らしをもう一度見直さなくては……。
さて、本日はポルクロル島の続きから。
いよいよ南仏イエールの最終回です。
ポルクロル島でとにかく目に入ったのがこのノウゼンカズラのピンク。
実は今年のカレンダーのおまけのポストカードの中に入っていた方もいらっしゃいますよね?(*^-^*)
街角には常に花があり、時々面白いものを見かけました。
よくドライにされて売っているピンクペッパーベリー。
なぜかもう咲いていたミモザ。
そして……。
こちらも、ミモザ??と思ったのですが、葉っぱを見るとユーカリに見えます。
ユーカリの花かな?
こんな感じでいちいち立ち止まってぶつぶつ言っているので、ユカさんも相当迷惑だったに違いありません(笑)
さて、ここ南仏イエールをご紹介くださったユカさんは、とにかくイエールLOVE。
私もフランスの小さな村は大好きですが、こんな風に地元を熱く語れる女性はなかなかいませんよね。
ということで、イエールにご興味を持たれた方は、ぜひユカさんのブログもご覧になってみてくださいね。
さて、ポルクロル島に来られたら忘れてはいけない場所が『カルミニャック財団美術館』。
こちらの美術館はフランスにしては珍しく、中に入ると入口に靴を脱ぐ場所があります。
美術館のスタートは階段を下りて地下に入っていくのですが、裸足になる理由は大地のパワーを感じて欲しいという思いがあるのだとか。
こちらの建物自体も、島の景観に合わせ森にある木の高さを越えないように作られているそうです。
階段を下りていくと、無数のピンに糸を絡めて作ったアートの木が迎えてくれました。
私がとにかくびっくりしたのはこの布!!
ですが、なんだかゴワゴワしてそうですね。
そっと近づいていみると……。
なんと、これはすべてビンのキャップ。
アフリカの貧しい国(ちょっと失念)にイギリス人が飲み散らかした蓋を使って作られたアートなのだそう。
正直、イギリス人だけに限らないとは思いますが、先進国の人たちが置き去ったゴミ。
これがこんなに悲しくも美しいアートになるとは……。
それにしても、ここに載せられない際どい作品もあり、改めて現代アートとは……と考えさせられました。
天井には20cmの高さで水がはられ、その揺らめきと模様を床や壁に映し楽しむようになっていました。
外に出るとこの建物の美しい外観が見ることができます。
島の形かな?に映った青空とグラスが本当に美しかったな~。
この時、突然晴れてきたことにもびっくり。
庭にも様々なアートがあり、かなりの時間をかけて中を見学しました。
でも、でも……。これ、夜はちょっと怖いかな?(笑)
ちなみに、作品をゆったりと鑑賞してもらうため、入場を30分ごとにずらし、人数も限定しているそうなので、人がいっぱいでよく見えない!ということはありません。
庭の散歩を終え、再び美術館の入口のほうに戻ると、BIOワイン『Domaine La Courtade』の試飲ができるようになっていました。
さて、合計5回にわけてご紹介してきたイエールはいかがでしたか?
本当はまだまだ全然書けていない場所もあり、もっと書きたいことがあるのですが、それはまた別の機会に。
それにしても、ポルクロル島だけで1日ゆったりと時間を取らないとダメですね~。
南仏に行かれる際は、前回のメルマガには詳しく行き方も解説しましたので、ぜひイエールに行ってみてくださいね!
それではまた次回!
こんどはぐぐっと北の方に行きますよ~。
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