サントル=ヴァル・ド・ロワール地域
ロワレ県 Orléans(オルレアン)

 

こんにちは!木蓮です。

ようやく寒さも緩み、これから暖かくなるようですが、日本も春の嵐が大変だったそうですね。

フランスも各地で雪が降り、大変な交通事情の中、雪国の我が地方にのみぽっかり雪が降らず……。ほんと自然は気まぐれです。

 

昨日教えていただいたのですが、東横INN客室専用雑誌に私の著書『フランスの花の村を訪ねる』が紹介されているそうです。

 

 

さて、先日のオルレアンの続きを。

青空の中のCathédrale Sainte-Croix(サント=クロワ大聖堂)の美しさには敵わないでしょうが、モノクロっぽく映る冬景色もなかなか好きです。

 

 

 

 

オルレアンでは1435年から続く歴史的なお祭りFêtes de Jeanne d’Arc(ジャンヌ・ダルク祭)が毎年開かれます。
今年は4月29日~5月8日で、もしもご興味のある方はコチラのサイトにてプログラムが発表されています。⇒
 

パリからも近く電車で簡単に行ける場所にあるので、小さな村ではありませんが、初めてパリ以外の場所にご旅行されるには、比較的行きやすい場所かな。パリ オーステルリッツ駅から約1時間10分ほどで行くことが可能です。

 

 

 

 

駅も近代的ではありますが、なかなか素敵でした。

 

 

 

 

駅をでるとあまりの寒さに、身体も自然とブルブル。

ジャンヌ・ダルク像のあるマルトロワ広場まで歩いて行くつもりだったのですが、この日は、先日も書いたように雪景色。

 

 

 

 

たまらず、メインのレピュブリック通りを歩かず、トラムに乗りました。

雪が降る中、観光客の方がいらっしゃるのにはびっくり。(自分も観光客ですが)

ジャンヌ・ダルク像の台座には、彼女の一生が彫られているのですが、この頃になると激しい雪で、私の頭の上も雪ですっぽり。

 

 

 

 

フランスでよく見かけるメリーゴーランドも、心なしか寒そうですよね。

ここから、ジャンヌ・ダルク通りへ向かうと、足元には彼女ゆかりのこんなものが。

 

 

 

 

1429年4月29日にオルレアンに到着したジャンヌ・ダルクは百年戦争の末期にフランスの窮地を救ったヒロインとして聖人になっていますが、わずか19歳で火刑に処せられるという言葉にもできないような激しい生涯。

ルーアンやランスなど、様々なゆかりのある場所も、そのうちにご紹介できたらと思います。

 

このジャンヌ・ダルク通りを真っ直ぐ歩くと、その先にはサント=クロワ大聖堂があります。

 

 

 

 

中にそっと入ると……。

美しい床の市松模様に釘付け。

 

 

 

 

大聖堂の中に入ると、やはりジャンヌ・ダルクのためのチャペルがありました。

 

 

 

 

 

オルレアンの司教が祈りを捧げています。

ジャンヌ・ダルク像の台座の足元には、彼女がオルレアン入りした1429年と刻まれていました。

 

 

 

 

そして、その横にはこんな記念碑が。

 

 

 

 

2つの世界大戦によって命を落とした50万人にも及ぶアメリカ兵への感謝の意を記して。

 

 

 

 

本当はこの日、もう少しゆっくりとオルレアンの街中を散策したかったのですが、雪がひどくなりすぎ、パリに戻れなくなるのも困るので、早々にこの街を後にしました。

 

 

 

 

ということで、こちらのレポートは、また再訪した時に写真を撮ってきますね!

それでは、また次回!

今度はまた別の地方をご紹介します。