こんにちは!木蓮です。
さて、次をどこにしようか悩んでいたのですが、今回はまたちょこっと雰囲気を変えて、こんな場所へ!
メール・ド・グラス(Mer de Glace)
シャモニーから、モンタンヴェール鉄道でここを目指した話を書いていこうと思います。
ちなみに、メール・ド・グラスはこの辺の氷河一帯のことを指しますが、日本ではこの『氷の洞窟』のことを呼ぶようなので、一応そのように書くことにします。
シャモニーに到着してから、恐ろしくテンションが高かった私(笑)
もう、見るものすべてが素晴らしく、こんな風に電車を見るだけで感動。
「明日、これに乗るんだよね?」と、前日に下見に来ました。
次の日の朝、Chemin de fer du Montenversの駅に到着。
朝一番の電車に乗ってメール・ド・グラスに向かいました。
駅の正面はこんな感じ。(朝まだ暗かったので写真がイマイチ)
こちらは、進行方向の側面にあるチケット売り場。
今回使用したシャモニーモンブランで使うマルチパスや予約の仕方等の話は、別の時にしますが、値段が高いだけあって便利ではありました。
でもね~、使えないところもあるのが残念。
さて、話を続けて……。
駅の改札が開き、列車に乗りこむ前に写真を撮りましたが、なぜかおしゃれに見えるのは、私の目の錯覚でしょうか?(*^▽^*)
それにしても、赤い列車って緑にもよく映え可愛いですよね。
ここから、標高1913mの場所にあるオテル・ド・モンタンヴェール駅(Hotel de Montenvers) まで、約20分の旅。
散々いろんな情報をチェックしておいたので、ちゃんと左側の席に座りました。(笑)
右側より左側のほうが景色がいいのは確かだったようです。
まぁ、混んでいる時間帯だと、そんなことは言ってられないでしょうが、全員で20~30人くらいもいたかな~?というくらいのんびりした雰囲気。
到着すると朝陽がやっと昇り始めたところで、まだまだ少しブルーがかった景色でした。
ここで一つ!!大切な情報をお知らせします!!
特に女性の方にお伝えしておきますが、当たり前ですが、メール・ド・グラスは自然の中にあります。そのため、「トイレ」がありません。
ですから、絶対にオテル・ド・モンタンヴェール駅で、一度トイレに立ち寄ってください。
ここからの行程は意外に遠く、トイレに近い方は地獄をみます。
フランス式に外で……と言うには、あまりにも人が通り過ぎる道。
ある程度の覚悟が必要です。
本来なら、ここからロープウェイに乗って降りるはずでしたが、まだ動いてない!
ってことで……、自力で下山!!
この標識だけを頼りに歩いて行きます。
あんなに電車で一緒だった人達、どこに行ったの~?と言いたいくらい、誰もいない!!
それもそのはず。
みなさん、登山者だったんです。
この方たちは、多分「軍」の方々。
今からこの氷河を渡っていくようです。
もう、本当に誰一人いない中、「本当にあってるよね?」と、花の写真ばかり撮っている私。
約30分くらいかけ、やっとの思いでロープウェイ下まで辿り着きました。
でもね~、ここからが遥か遠い道のり。
この写真、多分残り3分の1くらいのところから撮ったと思います。
山道の中にあったこの看板は、1890年にここまで氷河があったことを示しています。
1820年からスタートしてたかな。
地球温暖化の実態を肌で感じた瞬間でした。
ってことで、次回!
もう少しお話は続きます。