2024年5月つれづれに:「サービス・サービス!」 | 懐かしエッセイ 輝ける時代たち(シーズンズ)

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懐かしい’60s’70s’80s
ひときわ輝いていたあの時代の思い出のエッセイ集です。
毎週土曜日更新予定です。

今日は。
 今年は、月の初めは大瀧詠一のアルバム「ナイアガラカレンダー」からその月の曲をお届けしています。
5月は全編に雨のSEが流れる『五月雨』です。
1972年発売のシングル「空飛ぶくじら」のカップリング曲のセルフ・カヴァーです。

   ですが、今回は先に、オリジナル・バージョンを聞いてもらいます。
それは、カレンダーという発想からはいいのですが、あまりに暗いので、まずはオリジナルをお届けします。

 〇72年版 五月雨 (シングル・バージョン)
    https://www.youtube.com/watch?v=WHkgIJAmHj4

それでは、『ナイアガラカレンダー』バージョンを聞いてください。
 〇五月雨 ('78)
  https://www.youtube.com/watch?v=9qVkMeMciZI

 『ナイアガラカレンダー』に入っている『五月雨』は憂鬱度が凄いですね。
 
<2024年5月つれづれに:

   「サービス・サービス!」>

 GWももう後半戦に入っています。
みなさま、ゆったりとお過ごしのことかと思いますので、予定を変更して、少し気ままな話をお届けしたいと思います。

●サービス
4月はなんだか、僕には、サービスに関係することが色々起こりました。

●スマホのお引越し
 まずはスマホのお話から。

 先月、スマホを買い替えました。
値段だけなら、量販店の方が安いのでしょうが、古いスマホから新しいスマホへのアプリの移動が自分ではうまくできないと考えて、DOCOMOショップで購入しました。

 以前はSONYの「エクスペリア」を使っていたのですが、店が仕様の割りに安いと勧めてきた「Google Piⅹel 7a」に変更しました。
機種も決まり、古い機種のアプリの移動をお願いすると、当然無料でやってくれると思っていたら、それには3,000円かかるといいます。
それもLineとDOCOMOの関係アプリだけで・・・。
えー、三年前には取らなかったのに・・・、どうしようか少し悩みましたが、結局は店にお願いしました。
PCと違って、僕はスマホはよくわかりませんので。

 この「Google Piⅹel 7a」には、SDカードが入らないといいます。
どこに、カメラの画像を入れるのか尋ねると、「Google フォト」だといいます。
元のスマホからデータを移すと、容量不足で、データのバックアップができないと出てきました。
どこに残りのデータを保存するのか?
同じ場所なのですが、15ギガまでは無料ですが、その後は有料だといいます。
最初は無料で、一定量を超えたら有料!
Googleにやられたと思いました。

●「アート引越センター」 段ボール
 そんなことを考えていたら、息子が赴任先から「アート引越センター」を使って我が家に引っ越しして来ました。
 息子は独り者ですが、結構段ボールがありました。
 当日、全部は箱を開けられないので、後日の段ボールの引き取りをアートにお願いすると、なんと3,000円かかるというのです。
 僕たちが、7年前くらいにヤマト便で引越しした時は、後日の段ボールの引き取りは無料でした。
 2024年問題で、ドライバーが足りないのでしょうか?
 日を指定しないで、時間の空いた時でいいので、寄ってくれればいいのに・・・。

●7-11
  そういえば、先週「コンビニ 上 :タイム・コンビニエント」(リンク)について書いていますが、セブン‐イレブンPOSレジを思い出しました。
 商品を店員がスキャンした後の支払いは、現在は、お客自ら操作する、半分セルフレジのようになっています。
 支払いの方法(現金・ナナコ・クレジット等)を選んで、後は、自分で処理します。
 これはお客様のためのサービスでしょうか?店のためでしょうか?なんの為なんでしょう?

 この方法は、僕の家の近くのスーパー「サミット」でも使われています。
 安さを売り物にするスーパーだから、これは分るのですが、コンビニは・・・。


●飛行機のチェックイン
  他のサービスはどうなんだろうと考えてみました。
 飛行機はどうでしょうか?
 僕は仕事の関係で、時々羽田空港に行きます。
 国際線の第三ターミナルの状況を見てみましょう。

  利用者がチェックインのため、荷物を預けようとすると、ADSという機械があり、自分で荷物を預けることになっていました。
 さすがに機械の操作に迷っている人のために、使い方を教えてくれる職員が近くにいました。
 なにやら、ビジネスクラスのお客様も自分で荷物を預けるといいます。
 「なんでビジネスなのに、自分でやるんだ」と、文句を言っているサラリーマン風の男性がいました。
 嘗てなら、チェックイン・カウンターで、スタッフが笑顔を荷物を全部処理してくれたのですが・・・。


  いろいろなものを自分でやるような仕組みが導入されてきました。
 そして、今まで無料だったものの多くが有料になってきています。
 例えば、デパートなどでの商品のラッピングや書店のブックカバー
 スーパーやコンビニのレジ袋

 今年の1月からは一部のファミマではプラスチック製のスプーンフォークは6円になったといいます。
 環境保全の為仕方ないですか・・・。
 
  1995年頃の「サービス! サービス!」と連呼するまだ若い内田有紀のプリンターのCMを思い出しました。

  〇内田有紀 EPSONカラリオ PM-700C 15s
  「サービス サービス」
  https://www.youtube.com/watch?v=i1jcc1hdYbQ&t=3s

  プリンターを買うと、年賀状作成に必要な年賀状作成ソフト「カラリオ年賀」CDが、サービス(無料)でついてきました。
 これでも、商品が差別化されていました。
  夏のボーナス商戦には、さすがカラリオ年賀とはいかないので、「シェイプ アップ ガールズ」の水着姿の動画CDがサービスでついてきました。

 

●韓国語を話す女子

 僕は、現在、仕事で割と英語を使う職場にいます。
相手は欧米人だけでなく、英語を話せない中国人や韓国人も多くいます。
ですので、できれば英語中国語韓国語ができると便利な職場です。

  最近、職場に、韓国語を話す女子が多いのに気づきました。
韓国人だと分かると、英語からハングルで話し始めます。
それが一人や二人ではないんです。
そのことを職場の僕に年齢の近い女性に話すと、彼女の娘さんも好きでハングルを勉強しているし、韓国にもよく行くというのです。
 韓国が近い海外で、食事もおいしく、旅行にはうってつけなのに加え、どうやら、彼女たちはK-Pppファンらしいのです。

 
 そういえば、時々行く新宿のタワーレコードではジャニーズ関係が少なくなった分、K-Pop関係のCDやグッズが増えているように思えます。

 
彼女たちは、かつて僕らがアメリカのPopsとアメリカのファンであったように、K-Popと韓国の文化のファンなんですね。

 職場の女性がこんな言葉を教えてくれました。
「洗濯機30分無料!」
この日本語は韓国人に、ハングルとして、通じるというのです。
もともとの単語の発音が近いためで、少し早く話すと完璧に聞こえるらしいのです。

昔”What time is it now?"を「『掘った芋いじるな』と発音するのよ!」と彼女に言われたのを思い出しました。

 

 振り返って自分の学生時代のことを考えました。
僕は、決して流暢ではないのですが、英語は、何とか対応できます。
僕が英語を使えるのは、中学から高校にかけて、米国ポップスを聞きまくったからです。
英語の歌を聞きその曲が気に入ると、今度はこの曲が何を言っているのか気になります。

 レコードに歌詞が付いていれば、辞書を片手に意味を調べます。
これで英語の読む力が、スラングが多かったのですが、ついたのではないでしょうか。

 でも、この頃は、今ほどレコードに歌詞カード等がついていなかったので、耳を頼りにする場面が多かったのです。
この頃ラジオの「百万人の英語」等の番組でポップスを題材にすることが多かったので、それを使ったりもしました、

 更には、FEN(極東放送)等のラジオで最新の音楽ネタを仕入れていましたので、DJの言葉を何とか理解したい!とラジオにかぶりつきもしました。
こんな風に、趣味で英語を聞いて、読んで、楽しんでいたので、あまり英語に抵抗がありませんでした。

 そして、60年代のテレビ番組には、『奥様は魔女』や『ザ・モンキーズ』や『かわいい魔女ジェニー』などのアメリカの家庭が映る作品が多く放送されました。
 この作品で映る、明るくて、素敵な家電製品、そして大きな冷蔵庫を開けると、中にはジュースや牛乳やチーズなどがぎっしり入っています。
自分たちの家庭からは想像ができないほど豊な世界でした。
そんなものに溢れたアメリカ家庭の生活に、アメリカの文化に憧れました。

 〇【特別総集編】海外ドラマ『奥さまは魔女』
   https://www.youtube.com/watch?v=IGhQEAF2wDI

〇かわいい魔女ジニー(日本語版オープニング)
  https://www.youtube.com/watch?v=_yKhMuK--FE


 蛇足ですが、ジニーの声は、中村晃子だったのですね。

この女優さん好きでした。

そー言えば、外国人が日本を好きになるきっかけは、日本のマンガやアニメが多いのではないでしょうか?

どうやら、好きな言葉は努力せず、楽しみながら自然と身に付くみたいですね。