今日は。
今年2023年12月10日号「ビックコミック」に掲載された「第634話 ザンゲズール機械化回廊」で、『ゴルゴ13』が連載55周年を迎えました。
単行本もそれまでのギネス記録保持の『こち亀』を抜き去り、記録を更新し続けています。
これについては、書きたいことがあるのですが、それは来年にしたいと思います。
さて、今日ははクリスマス。
2023年も残り僅かになってしまいました。
今回は、前回の「年末編」(リンク)に続き「年始編」を書きたいと思います。
<年末年始の恒例行事 ~60年代から80年代の年始編>
クリスマス・ソングは多いのですが、新年の歌を僕はあまり知りません。
まずは、「みなさん、あけましておめでとうございます」で始まる大滝詠一のこの曲から始めたいと思います。
〇大滝詠一 Rock'n' Roll お年玉
https://www.youtube.com/watch?v=ncn2_-bpI0o
●年末年始のスポーツ
年末と年始を結ぶのが「全国高校サッカー選手権」と「全国高校ラグビーフットボール大会」。
両方とも、ラグビーは年末12月27日、サッカーは12月28日の年末から開始され、それぞれ決勝は1月7日、1月8日とまさに、年末年始の風物詩ですね。
高校生の熱戦の間の1月元日にサッカーの「天皇杯」が開催されています。
(ただ、第101回以降、国際大会の日程との関係で元日以外の開催が続いています。)
現在は違いますが、「日本ラグビーフットボール選手権大会」は,1997年の第35回以前は、日本選手権大会として、毎年1月15日に社会人チーム1位と大学チーム1位が対戦する形式で行われてきました。
この時期のスポーツは、サッカー、ラグビーにもう一つ「箱根大学駅伝」で、アマチュアスポーツから目が離せませんでした。
●正月の家の雰囲気
●元日
僕が小学生から大学生の頃(1960年から80年代)は、正月はいつもと違う日、「ハレ」の日(「晴の日」)でした。
現在の「正月」はただ、カレンダーの最初の月というくらいにしか感じられませんが、当時は特別の日でした。
そういえば、「お正月」の他に、「ひな祭り」「お盆」などが「非日常」の「ハレ」の日でしたが、これらの行事も、現在はあまり非日常という気がしませんね。
他の宗教から来た「クリスマス」や「ハロウィン」「バレンタイン」などが盛大で、イベントが長く続き、こちらに目を奪われています。
「非日常」の「ハレ」を演出するためにも、門松が多くの家に飾られました。
僕の生家にも門に門松が飾られました。
そして「新しい年を迎えるのに」大人は正装とまではいかないまでも襟を正し、子どもは小ぎれいな格好をしました。
そこに、いつもは実家の外にいる家族が、田舎の実家に集まります。
これは今でもそうですね。
70年代から80年代は年末年始を海外で過ごす人は少なかったと記憶しています。
1ドル=300円~200円の時期が長く、海外へのハードルが高かった時期です。
僕の家では、少しかしこまった元旦もお昼を過ぎると、いつもの生活に戻っていました。
こたつ、それこそ寝転んで、TVを見ながらミカンを食べていました
そんな生活を歌ったのがこの歌。
〇♪一月一日 - ボンボンアカデミー × ももくろちゃんZ「とびだせ!ぐーちょきぱーてぃー」公式コラボ
https://www.youtube.com/watch?v=lS4F1RBOWXs
BS日テレでこんな番組があったのですね。
「とびだせ!ぐーちょきぱーてぃー」
「ももいろクローバーZ」が子どもたちと一緒に遊んで学ぶユニットが「ももくろちゃんZ」なんですね。
●年賀状
年末は自分で作る年賀状について書きました。
元旦の最初の楽しみは、午前中にまとまって届けられる年賀状。
現在のように、ラインやメールがまだない時代です。
それこそ朝から友人や恋人からの年賀状を首を長くして、待っていました。
そして毎年15日に実施されたお年玉の抽選結果も楽しみでした。
景品数も多く、景品も自体も、当時高価だった、カラーテレビなど豪華でした。
●お正月を写そう
正月になると、流されるCMがありました。
富士フィルムの「お正月を写そう」CMです。
「美しい人はより美しく、そうでない方はそれなりに」という言葉が頭に残っています。
このコピーは樹木希林本人のアイデアなんですね。
〇1980年CM 富士写真フイルム フジカラープリント お名前編 岸本加世子 樹木希林 ACCグランプリ
https://www.youtube.com/watch?v=GChoLC8bhpk
この「お正月を写そう」シリーズ今でもあるんですね。
テレビをあまり見ないせいか、気がづきませんでした。
〇富士フイルム新CM「お正月を写そう♪2023 チェキ・村神様と初詣」編
https://www.youtube.com/watch?v=wd791hLgBCk
●正月のテレビ
お正月の中心もやはり、テレビではなかったでしょうか。
居間の炬燵に入り、みんなで、テレビを見ていました。
嘗ての正月のテレビは、琴などのBGMで民放各社は着物姿の芸人、振袖の芸能人のトークが中心でした。
NHKは時世に合わせた特集だったでしょうか
〇お正月 BGMの定番!春の海(Haru No Umi) 宮城道雄
https://www.youtube.com/watch?v=M8okMUtAc8Q
民放各社も少し特徴がありました。
僕は、日本テレビの「箱根大学駅伝」、フジテレビの「芸能人かくし芸大会」、テレ東の「12時間超ワイドドラマ」(新春ワイド時代劇)を思い出しました。
テレ東 「12時間超ワイドドラマ」はテレ東のアナログチャンネルが「12ch」だったため、放送日を1月2日に設定といいます。
僕は完全に忘れていましたが、2000年まで放送も12時から24時までの12時間だったといいます。
映画『人間の條件』や『宮本武蔵』(中村錦之助版)のシリーズが一挙放送されていたのをうる覚えですが、記憶しています。
この中で、特筆すべきは、なんといっても、フジテレビの「芸能人かくし芸大会」ではないでしょうか。
毎年、この頃はどんな芸がでてくるのか楽しみにしていました。
なかでも「ミスターかくし芸」といわてた「堺正章」には毎回驚かされました。
そのはずで、かくし芸といっても、堺は夏あたりから専門家について特訓していたといいます。
堺の技を見てみましょう。
〇ミスターかくし芸「堺正章」レジェンドヒストリー
https://www.youtube.com/watch?v=I97TMK-IyuQ
ついでに、当時のアイドルも。
〇1984年かくし芸大会 日舞 華麗乱拍子 高見知佳 松田聖子 60fps
https://www.youtube.com/watch?v=-eUG14xVRVc
●お正月のお店
60年代~70年代はお店は、三元日は、完全に閉まっていました。
いつから開くようになったのでしょうか?
24時間営業のコンビニの登場からでしょうか?
それとも大型家電量販店や大型モールの登場からでしょうか?
いつの間にやら、元旦営業が普通になっていました。
最近は、元旦や二日目は休むお店が増えたように思います。
昨日買い物にサミットストアに行ったら、社員の元気充電のため、4日から営業いたします、という張り紙を見ました。
確かに不便ですが、良いことではないでしょうか。
そのお店ですが、初売りには「バーゲン」や「福袋」がつきものでした。
●正月福袋
話が80年代から、唐突に現代に飛んですみません。
今年の夏ころに、相棒のKaitoの自宅を訪ねると、テーブルをフィギアが占領していました。
サイボーグ009の「ジョー」や、003の「フランソワーズ」、004 「アルベルト・ハインリヒ」、「鉄人28号」、「エバンゲリオン」といった面々
「海洋堂」製のモノもあり、割と出来がいいんです。
Kaitoに事情を聴くと、正月に買ったフィギアの「お年玉袋」2万5千円の中身だといいます。
なんでも衝動買いだったようです。
フィギュアだけでなくラジコンカーもありました。
中には、UFO型のケースがありました。
開けると中から、懐かしい「ピンクレディ」のフィギア。
申し訳ないが、これは、出来が悪く二人には似ていない。
(写真)
後からわかったのですが、これは製品ではなく、CDの付録のせいらしいのです。
「ピンクレディ」といったら都倉俊一と阿久悠のコンビではないでしょうか?
実は、このことからこのグループについて書きたかったですが、長くなってしまいましたので、別の機会に。
今回はこの曲で締めたいと思います。
〇KinKi Kids - Happy Happy Greeting (Full Original Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=J6cPK8TgARM