今日は。
1979年より連載がスタートした漫画『釣りバカ日誌』が、今月6日発売の「ビッグコミックオリジナル」(小学館)10号で、連載1000回を迎えました。 もう40年以上の連載になるのですね。
2002年から3年にかけて放映されたアニメもあるといいますが、僕は残念ながら見ていません。
山田洋次脚本の映画『釣りバカ日誌』シリーズは、実写版嫌いの僕も、「寅さん」シリーズのように楽しみました。
今も、「ビッグコミックオリジナル」での連載を読んでいますが、時の作品のパワーは落ちていません。
どこまでこの記録を伸ばすせるのか、楽しみです。
さて、今回は、「筒美京平 黎明期:アニメ編 Part1」(リンク)の続きで、筒美京平のアニソンを聞いてみましょう。
<筒美京平:アニソン編 Part2:
「アニメ編 Part1」で取り上げた曲の他に、僕の知らないアニメソングはないかとネットを探して見ました。
こんな追悼記事を見つけました。
〇アニメージュ 追悼 筒美京平さんが手がけたアニメソングをわすれない
https://animageplus.jp/articles/detail/33615
『スプーンおばさん』(1983年、NHK総合テレビ)の童話ものや、『重戦機エルガイム』(1984年2月、テレビ朝日系列)などのロボット物のアニメ作品に曲を提供しているんですね。
両アニメともを僕は知りませんでした。
1980年に社会人になった僕は、仕事で目いっぱいだったのか、マンガやアニメを見る暇、余裕?、が全然ありませんでした。
僕はこの時代を、「僕のマンガ・アニメの失われた10年」と呼んでいます。(笑)
その10年を取り戻すためにも、上で紹介した追悼記事などを参考に、気になった作品について、書き進めたいと思います。お付き合いください。
1. 『スプーンおばさん』
『スプーンおばさん』は、1983年4月4日から1984年3月9日まで、NHK総合テレビで放映されたテレビアニメ。
オープニングとエンディングの曲を筒美は書いているんですね。
作詞は両作品とも松本隆です。
○スプーンおばさん OP「夢色のスプーン」飯島真理
https://www.youtube.com/watch?v=Dh-Rflyumeo
〇スプーンおばさん ED「リンゴの森の子猫たち」飯島真理
https://www.youtube.com/watch?v=ugQ4-ma-d9U
タイトル名は全然覚えていなかったのですが、この絵は覚えています。
いい機会なので、作品を見てい見ましょう。
〇スプーンおばさん 03
https://www.youtube.com/watch?v=J8O8lrUOdEA
ほんのりするアニメですね。
こういうアニメも僕は割と好きです。
ウイキペディアによれば、
原作は、ノルウェーの児童文学作家アルフ・プリョイセンによる童話シリーズ Teskjekjerringa (「ティースプーンおばあさん」[2]、英:teaspoon lady[3]の意)。
この原作は英語圏では Mrs. Pepper Pot のタイトルで出版されており、『胡椒瓶おばさん』と紹介されることもある。
とあります。
2.『重戦機エルガイム』
『重戦機エルガイム』は全然知りませんでした。
この作品も、いい機会なので、アニメを見てみましょう。
〇【第1話】重戦機エルガイム〔サンチャン〕
https://www.youtube.com/watch?v=5aHItU9d8PU
マジンガーZ(リンク)の「ホバーパイルダー」と同じような乗り物が、本体に合体します。
そして「エルガイム」はランチャーを装着するんですね。
『重戦機エルガイム』は富野由悠季が原作・監督でした。
同じ富野由悠季監督の 『聖戦士ダンバイン』(1983年(昭和58年)から1984年)の後番組として制作されたとウイキペディアに書いてあります。
第1話 - 第25話までは「エルガイム-Time for L-GAIM-」(作詞 - 売野雅勇 / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - 松下誠 / 歌 - MIO)が使われています。
第26話 - 第54話は「風のノー・リプライ」(作詞 - 売野雅勇 / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 鮎川麻弥)が使われています。
この作品の詞は 『スプーンおばさん』とタッグを組んだ松本隆ではなく、売野雅勇なんですね。
両曲を聞いてみましょう。
○[Anime Classic] L - Gaim ~ Time For L-Gaim
(第1話 - 第25話)
https://www.youtube.com/watch?v=VXg63oDaD3s
○「風のノー・リプライ」(第26話 - 第54話)
https://www.youtube.com/watch?v=HlUODnkWRhY
3.ちびまる子ちゃん
筒美は「ちびまる子ちゃん」にも曲を提供していたのですね。
ただ、これは、テレビアニメではなく、1992年12月19日に公開されたアニメーション映画『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』への提供曲でした。
○ ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌 ED 「だいすき」
歌:高橋由美子
作詞:さくらももこ 作曲:筒美京平 編曲:千住明
直接動画を貼り付けられませんので、下記のアドレスをクリックしてください。
https://twitter.com/i/status/1034085366993641472
ウイキペディアによると、
原作者で脚本も務めたさくらももこは、ディズニーの『ファンタジア』や、ビートルズの『イエローサブマリン』など、アニメーションと音楽が融合した映像作品に感動し、つねづね音楽シーンでの見せ場を盛り込みたいと考えていたという[2]。
そのため、さくらは背景美術の一部も担当している。本作で使用されたセルの枚数は約6万枚で、平均3万枚の2倍以上に及ぶ。
1993年にVHS、LD化されたものの、現在は廃盤。2020年時点でDVD・Blu-ray Disc化はされていない。
残念ながら、この作品は見ることができません。
『ファンタジア』や、ビートルズの『イエローサブマリン』と聞くと、この映画見てみたくなりますね。
4.「アイドル伝説えり子」
『アイドル伝説えり子』にも、筒美は曲を書いていました。テレビ東京系列にて1989年4月3日から1990年3月26日まで放映されたそうです。
いい機会なので、この作品の51話を見てみましょう。
〇 アイドル伝説えり子 第51話「そよ風のブロローグ(前奏曲)」
https://www.dailymotion.com/video/x5k1rh5
申し訳ございませんが、5分ごとにCMが入ります。注意ください。
この作品でオープニングテーマを筒美が作曲しています。
〇涙の半分(New Vocal version)オープニングテーマ
作詞:田口 俊、作曲:筒美京平、編曲:小林武史、歌:田村英里子
https://www.youtube.com/watch?v=URr9HzejwXY
エンディングテーマの「Unchained Heart」は筒美ではなく、別の作曲家(都志見隆)でした。
ただ、最終回のみ 田村英里子の歌で 筒美京平が作曲した「May be Dream」( 作詞 - 松本一起 / 編曲 - 船山基紀)が使われています。
〇アイドル伝説えり子ED「May be Dream」(最終回のみ)
https://www.youtube.com/watch?v=afp4Am4hUZ0
このアニメの挿入歌も筒美の作品が5曲使われています。
こちらは、 田村英里子のデビューシングルやセカンドシングル・サードシングルです。
アニメのために書かれた曲ではなく、オープニングと同じ田村英里子ですので、アニメに使用したという感じでしょうか。
〇「ロコモーションドリーム」
歌 - 田村英里子 / 作詞 - 田口俊 / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - 小林武史
https://www.youtube.com/watch?v=UDdIIKw_g58
田村英里子 1989年3月15日に発売されたデビュー曲
何故か、「ロコモーションドリーム」の挿入歌は以外の曲の詞は松本隆です。
〇「好きよ」
(歌 - 田村英里子 / 作詞 - 松本隆 / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - 船山基紀)
https://www.youtube.com/watch?v=H7NeQKy69Yk
https://www.nicovideo.jp/watch/nm21030730
田村英里子の1989年6月21日に発売されたセカンド・シングルです。
〇「私はそよ風」(歌 - 田村英里子 / 作詞 - 松本隆 / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - 小林武史)
〇「NEXT」(歌 - 田村英里子 / 作詞 - 松本隆 / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - 新川博)
〇「真剣」
(歌 - 田村英里子 / 作詞 - 松本隆 / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - 新川博)
1989年9月6日に発売された田村英里子のサードシングルです。
https://www.youtube.com/watch?v=6NZoDH8csW8
〇「NEXT」(歌 - 田村英里子 / 作詞 - 松本隆 / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - 新川博)
それにしても、田村英里子の3か月連続の筒美作品のリリース。レコード会社のプロモーションに力が入っていますね。
筒美は、3000曲の中で、僕の予想に反して、アニメソングを沢山作曲していました。